第106話 本気になった恋
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「マルコさん料理できましたよ♪」
マ「…す…すげぇ∪」
マルコの家でお泊まりをする事になったののかは、お礼にと夕食をごちそうする事にした。
食材は適当に使って良いとの事だったので、ののかは冷蔵庫に入っていた食材で何品か作っていくと、それを見たマルコはあまりの豪華さに言葉が出ないでいた。
「船でサンジ君…えっとコックさんなんですけど、その人ととよく料理をしてるんです
料理自体好きなんですけど、サンジ君から色々教えてもらったりしているから料理のレパートリーも増えてきたんですよ♪
っていっても…お口に合うか分かりませんが」
テーブルの上に並べられた料理を前に二人は席に座ると、マルコは「いただくよい」と言って一口食べた。
マ「…美味い」
「本当ですか!?
よかったぁ♪」
マ「俺がいた船にも以前腕のいいコックはいたが、ここまで豪華なもんじゃなかったよい
でも、アイツの作る料理の味は確かだったよい」
「それってサッチさんの事ですよね?」
マ「サッチの事知っていたのかい?」
「そりゃ勿論知っていますよ
元4番隊隊長でコックさんですよね」
マ「エースが言っていたが、本当に何でも知ってるんだな?」
「クスッ…私ここに来るずっとずっと前からこの世界が大好きで、とても憧れていたんです。
次はどんな冒険が待っているんだろう…
島には何があるんだろう…
どんな人達に出会えるんだろう…
海にはどんな生き物がいるんだろう…
考えていたら切りが無いぐらい、私は夢ばかり見ていました。」
マ「ののかのいた世界も凄い所と聞いてたよい
箱の中に人が入って芝居をしたり、歌ったりしていたって。
それと洗濯物が自動でできたり、冷凍されている物が瞬時に暖かくなったりもする機械があるとも言っていたな」
「それってテレビと洗濯機と電子レンジの事ですね
確かに私の世界ではいろんな物が便利になり過ぎて、それが当たり前で…。
…便利なのは良い事かもしれませんが…私にとってはとても息苦しくてつまらない世界でした。
みんな自分の事で精一杯で、他人には無関心って感じなんです。」
マ「俺にはとても想像がつかねぇよい
たがエースはかなり気に入っていたみたいだがな」
「そうですね
ルフィやシャンクスさんも私の世界の暮らしはとても気に入っていたみたいですが、エースが一番楽しんでいたかもしれません♪
まるで少年みたいに目をキラキラさせていたんですもん
でもそんな姿とは反対に、とても頼りになる一面もあったんですよ
悲しい事があった時は慰めてくれて、不安な事があった時は守ってくれて…。
いつも側にいてくれて…。」
ののかは自分の世界にいた時のエースの事を思い出しながらいろんな事をマルコに説明していると、テーブルの上に並べられていた料理は綺麗に食べ終わっており、「珈琲入れますね」と言って片付けを始めた。
マ「片付けは俺がやっておくよい
ののかは客人だからゆっくりしててくれ
それとシャワーは自由に使ってくれてかまわねぇよい
廊下を出て突き当たりを左に行った所が浴室だからよい」
「ありがとうございます
ーーじゃあお言葉に甘えてシャワーお借りしますね!」
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