第45話 シャンクスの元へ
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パライーソ島から出航し、4日がたった。
クルー達の怪我は相変わらず酷いものだったが、チョッパーの腕により彼等の傷も体力も徐々に回復していった。
サンジの脚の怪我は酷く立って料理をするのも困難と思ったののかは、その間サンジの代わりに料理をしていた。
一応料理もできたののかだったが、サンジみたいに一流ホテルのコース料理みたいな味付けは難しかったので、そこは彼のサポートを受けつつ皆に料理を出していた。
この日の昼食も賑やかな時間が流れ、キッチンではののかが後片付けをしていた。
最後の一枚のお皿をもとあった場所に戻し終わると、ののかはサンジから借りていたエプロンの紐を解き、テーブルの上に乗せた。
サ「ののかちゃんお疲れさま。
ごめんな、俺の代わりにこんな事させちまって…ありがとう」
「ううん!私は好きでやってる事だし、それにサンジ君の役に立てて嬉しいよ♪
じゃあ私自分の部屋に戻るねv」
サンジにニッコリと微笑み、ののかはそのままキッチンをあとにすると、その場に残されたサンジの顔は赤く染まっていた。
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部屋ではののかは忘れかけていた一つの鍵を取り出した。
【エスパシオ・クラーベ(空間の鍵)といって鍵穴に差し込み、貴殿が行きたい場所を望めば自由に行き来する事が出来る】
「自由に行き来できる鍵…かぁ」
この世界に来る前セメンテリオ・クラーベ(聖域の鍵)のオネイロスとヒュノプスからエスパシオ・クラーベ(空間の鍵)という鍵をののかは貰っていた。
彼等の言っている事が本当なら、今彼女の望んでいる場所場は心の中で決まっていた。
「突然現れたらビックリしちゃうかな?」
……でも……でも、
それでも会いたい!
ののかは小さな鍵をギュッと握りしめ、意を決して自分の部屋の扉にある鍵穴に「時空の鍵」を差し込んだ。
お願い!!
私をシャンクスさんの所へ導いて!!
ゆっくりとドアノブを回し扉が開かれると、そこからは眩しいくらいの光が溢れ出し、ののかは少々ビクつきながらも、一歩、また一歩と脚を進めていった。
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