第39話 天国島No.1
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そして父は民と同じ様に畑を耕し、民と同じ様に泥にまみれ、民と同じ様に汗を流していた。
父に取ってそれが一番皆の為であり、島の為でもあったから……
しかし、そんなある日の事だった
「いつまでもこんな事してられるかよ!!」
「どんなに畑を耕しても枯れるばかり!!
10年も20年もやったって同じ事だ!!」
何度やっても野菜や果物は育たず枯れていくばかり…
しびれを切らした民達はとうとう屋敷の所まで攻めて来たんだ……
「どおせ肉体労働をさせて、王は隣で俺達の事を嘲笑ってんだろう!!?」
「屋敷には食料も水も酒も、何だってあるんだからなぁ!!」
シャク「何を言っておるか!!
今日までともに頑張ってきたではないか!!
お前達は今ここで全てを諦めるというのか!!?」
「うるせぇ!!
もうテメェの言葉なんか信用できるかぁ!!」
「屋敷もろともやっちまえぇぇぇぇぇ!!!!」
「「「「「「「オォォォ!!!!」」」」」」」
民達は屋敷へと攻めてくると、沢山の使用人達に刃を向け、辺り一面血の海と化した……
私は当時、まだ幼い子供であった…
父と母を守る為に私も力になりたかったが……
サーシャ「ローレン!アナタはこのクローゼットから絶対に出てはダメ!!
どんな事が会っても、ここに隠れて居なさい!!」
ローレン「お母様!!…お母様は一緒じゃないの!?
お願い!!僕を一人にしないで!」
サーシャ「クスッ♪大丈夫…お父様も私も必ず戻ってくるわ。
だから信じて待ってて!!!」
ローレン「お母様!!!」
それは母の最後の姿だった……
END