第39話 天国島No.1
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ローレン「島の事?…いいよ、何でも聞いて」
「この島は何で天国島って言われてるんですか?」
ののかの質問にローレンは優しく微笑むと、彼女の質問に対して口を開いた。
ローレン「君たちはこの島に来て周りの風景を見て来ただろ?
とても美しく、優雅で、幻想的で…
ここに来る誰もが皆、天国だと口を揃えて言っていたさ…
でも、この島も昔から今みたいに美しかった訳ではない。
今から20年前、この島の花や緑は枯れ、食糧難は深刻さを増し、島民でさへ明日を生きられるかどうか解らないせとぎわの生活に苦しめられていた。
暴動なんて当たり前…
略奪や強奪なんて毎日だった……
私の父「シャクナブル王」はとても慈愛に満ちた方で、どんなに苦しいときでも、島民一人一人に元気と勇気を与えていた…
そして私の母「サーシャ女王」はとても優しく、父と同じ様に慈愛に満ちた方で、いつも隣で支えてきていた。
そんな二人の言葉に何人者の人々は協力しあい、助け合い、少しでも島の為にと、あの手この手で島を変えようとしていた……
しかし…
今から15年前のある日…ーーーー」
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ローレン5歳
ローレン「お父様!今日も島の人たちの所に行くの?」
シャク「おぉ、ローレン!あぁ、今日も畑仕事を手伝おうと思っているさ」
ローレン「お父様は王様なのに、なんで民達みたいに畑仕事をするの?
たまには僕と遊んでよ!」
サーシャ「ローレン、お父様を困らせてはいけないわ」
ローレン「…だって……」
シャク「はははっ…いいかいローレン?
今、この島は弱りきっている…明日すらどうなるかわからない中で、民達も必死に頑張っているんだ。
この島は皆が居て、皆が幸せでないといけない。」
ローレン「幸せ?……それって天国みたいな?」
シャク「あぁ、そうだな!
天国なら毎日が楽しいかもしれないな♪
だから、この島の民達皆が嫌な事を忘れ、毎日が楽しく暮らせる様に、私達も一緒に頑張らないといけないんだよ」
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