第35話 1日のデート
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全ての用件を終わらせた時には、すでに日も海の中へと消えていこうとしており、賑わっていた街も昼間に比べたら少しばかり静かになっていた。
「もう暗くなりだしている。
なんかあっという間だったね?」
ゾ「そうだな、でもまぁ欲しいもんが手に入ってよかったじゃねーか」
「うんv今日は本当にありがとうゾロ!
ゾロが居てくれて本当に助かったよ
それでね、今日入ったお店にゾロに似合いそうな物を見つけたんだ♪」
そういってののかは自分のカバンの中から、シンプルにラッピングされた袋をゾロに渡すと、?マークを浮かべた彼はその中身を開けた。
ゾ「……これ」
「今日のお礼
ゾロに似合いそうなバンダナがあったからどうかな?って思って」
袋から取り出されたバンダナは、今持っているのと同じブラックだが、シンプルに炎のトライバル柄のデザインがプリントされた物だった。
「……かっこいい……
サンキューなののか
じゃあ俺からもお返しだ」
「え?ゾロも何かくれるの?」
「あぁ、良いもんをやるから目ぇ瞑れ」
ののかは何をくれるんだろうと、嬉しさと期待でワクワクしていた。
しかし、次の瞬間ののかは口元に何か暖かいモノが触れるのを感じ、そっと目を開けると、彼女の視界いっぱいにグリーンの光景が広がった。
え……私……今、ゾロに///////
"チュ…"
「Σっ…///////」
「俺からのお返しだ……
柄にもねぇかもしれねぇが……お前が好きだ
ののかとは会って日も浅いのに、お前の事ばかり考えちまう……
エロコックみたいに、気持ちを素直にぶつける事は出来ねーけど……それでも好きだ」
「…あ、有難う…私」
「返事は今じゃなくていい……むしろ俺の事をもっと知ってから、返事を聞かせてくれ。
良くても、悪くても、俺は諦めねぇから//////」
……あ…この台詞
昨晩のサンジ君と一緒だ
「わ…わかった/////じっくり考えておくね/////」
こうしてののかの短い様で、長い一日は幕を閉じていった。
END