第26話 あれから2年後
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「っ……すみません!
私ちょっと気分悪いので今日は早退させて頂きます!」
「えっ!?…ちょ!ののか!?」
今の現状を整理できないののかは鞄を握りしめて教室から出ていた。
遠くでは先生と梨美亜の自分を引き止める声が聞こえていたが、今の彼女には周りの声すらちゃんと自分の耳に入ってくる事は無かった。
ワケ分からない!
どうしてあの2人が此処に!?
(…忘れないさ
俺の愛するののか)
(いつまでも見守っているから)
(離れていても俺たちは仲間だ)
学校からガムシャラに走ってきたののかは、自宅に戻って来た頃には荒い息づかいで、額からは玉のように吹き出した汗がポタポタと流れ落ちていた。
「…はぁっ…はぁっ…」
オネ「遅かったな」
「Σきゃぁあ!!なななななんで此処にいるんですか!!?∪」
ヒュノ「さっきから失礼な奴だ」
家に帰ってきたののかは玄関先でへたり込んでいると、いつの間にか室内に入ってきていたオネイロスとヒュノプスがののかの帰りを待っていた。
「失礼なのはどっちですか!?
…っていうか何で2人が此処にいるんですか!?
もう二度とあえないはずですよね!?
そもそもなんで私の学校に来ていたんですか!?」
オネ「質問が多すぎる」
「そりゃ色々聞きたい事があるから当たり前です!」
ヒュノ「貴殿が混乱するのも無理も無い
私達がこの世界に来たのは貴殿を迎えにきたからだ」
「………は?
む…迎えに?」
オネ「ただ迎えにきた訳ではない。
2年前のあの時、時空の歪みにより3人はこの世界に飛ばされてきた……元の世界に戻す事で全てが収まるとおもったが、彼等の世界で存在するはずの無いものが一緒に送り込まれたせいで時空に再び歪みが生じてしまったのだ」
「……存在するはずの無いもの?」
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