第34話 君を感じさせて
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突然の事に驚いたののかは顔を赤くし、恥ずかしさのあまり身体も硬直したが、ふわっと香るサンジの匂いに癒される感じもした。
サ「ののかちゃん…大丈夫、こうしてたら泣き顔なんて見えないから」
「っ……サン…ジ…くん//////」
サ「レディの涙にはどうも弱くてね…」
「……聞いてくれる?」
サ「…あぁ」
「…私…2年前に大好きな家族が皆死んじゃったの……
飛行機事故だった……
その時ね…ルフィもエースもシャンクスさんも…私の家族と仲良くなって、またいつものように「ただいま」って言って、玄関から入ってくるんだろうなって思ってた……
その時はまた皆で宴をして……お母さんの料理をルフィとエースと一緒に取り合いをして……
これから先、もっともっと楽しい事も嬉しい事もあるはずだったのに……
人って…死ぬ時は本当に突然なんだよね
あっという間に消えてなくなっちゃう……
私、死んだ家族に淋しい思いをさせちゃいけないって思って……元気に過ごしてたの…
でも…それでも一人になると淋しくなっちゃう
涙が……止まらなく…なっちゃうの!」
ポタポタと涙が頬を伝っていく度にサンジはののかを抱きしめた。
サ「ののかちゃん…俺が側にいたら寂しくない?」
「ーーーーえ…?」
サ「ののかちゃんがこの世界に来て、君の笑顔を見るたびに、「この笑顔を守ってやりたい」って思っちまうんだ……
あって間もないのに、この気持ちだけは隠す事が出来ない……ののかちゃんが寂しいときやそうじゃないとき…俺はどんなときでもののかちゃんの側にいたいって思うんだ」
「サン…ジ…くん//////」
サ「好きだよ…ののかちゃん
君のすべてを俺に守らせてくれないか?」
サンジは抱きしめていた体を離し、彼女の瞳を濡らしていた涙をそっと指ですくった。
ののかは突然の事で驚きサンジの顔を見ると、月明かりによって照らし出された金色の髪がより一層か輝きを増し、優しく微笑むサンジの表情にののかも顔を赤く染めた。
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