第34話 君を感じさせて
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…一方キッチンではーーーー。
サンジは宴後の片付けと明日の仕込みの為、今夜は遅くまでキッチンで作業をしていた。
室内にはサンジの愛用のタバコの香が広がると同時に、カチャカチャと食器がぶつかりあう音が響き渡っていた。
こんな作業も日常茶飯事で、どんなに疲れていても明日プリンセス達に美味しい料理を食べてもらう為と思ったら、きつさなんて微塵も感じなかった。
「あ…そういやぁナミさん、今日の不寝番はののかちゃんって言ってたよな?
じゃあサンジ特製のホットココアでも持っていくか♪v」
この世界に来たばかりなのに、しょっぱなから不寝番はきついだろう。
ったく!フランキーのやろう#
俺のプリンセスの部屋ぐらいさっさと作ってやれよな!#
明日のおやつはアイツの嫌いなマシュマロにしてやる
サンジは作り立てのホットココアをトレーにのせののかがいる見張り台へと向かった。
展望室に来るといきなり扉を開けるのも悪いと思い、礼儀として軽く扉を叩くと少しして扉の向こうからののかの返事が返ってきた。
サ「失礼します、愛しいプリンセスv」
「あ、サンジ君!
キッチンを片付けていたんじゃ?」
サ「そっちはもう終わったよ。
ののかちゃんが不寝番を今夜しているってナミさんから聞いたから、ココアを持ってきたんだ」
「ありがとう!」
ののかは隣に来たサンジからカップを受け取ろうとすると、彼女の目が赤く腫れていた事にサンジは気づいた。
「ののかちゃん…顔見せて」
カップの乗ったトレーをベンチに置くと、サンジはののかの頬にそっと手をそえて自分の方を向かせた。
サ「ののかちゃん…泣いてたの?」
「っ!///////……ち、…ちが」
ののかは腫れた目を隠す為に顔をそらそうとしたが、サンジは透かさず彼女を自分の方へと引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
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