第84話 夢だと言って
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「…エース……エース!」
シャ「っ!…ののか落ち着け!!」
もう…どこにもいない……!
どこにもいない……!!
「エース!!……エース!!!」
シャ「ののか!!!」
「うぁぁああああああああ!!!!!!!!!
いやぁあああああ!!!!!!」
シャ「ののか俺を見ろ!!
自分を見失うな!!!」
「うるさい!!うるさい!!うるさい!!
うるさぁああああああい!!!!!」
シャ「…っ!」
どうして…!
どうして…!!
未来は知っていたのに…!!
こうなる事はちゃんと分かっていた筈なのに!!
【エース!!
待ってて!!…私は必ず助けるから!!!
諦めないから!!…だから……だから貴方も諦めないでぇえ!!!】
「何が「必ず助ける」よ!!
何が「大切な人を守る」よ!!
結局私は何も出来なかった!!」
”ダァンっ!!!”
ののかは自分の弱さを悔い目から大量の涙を流し、自分の拳で思いっきり床を殴りつけると、その拳からは血が滲み出ていた。
シャ「そんな事はない!
ののかは彼等の為に頑張った!」
「気休めなんかいらない!!!」
”ダァンっ!!”
「そんなものいらない!!!」
”ダァンっ!!”
「何も守る事が出来なかった!!」
”ダァンっ!!”
「何も!!」
”ダァンっ!!”
「何も!!!!」
床はののかの血で赤く染まっていき、そんな彼女の痛々しい姿を見てられなかったシャンクスは、彼女の体をギュッと抱きしめた。
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