第84話 夢だと言って
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「いやぁぁああああああ!!!!!!!」
”ガバっ!”
シャ「ののか!!」
”バンっ!”
悪夢に魘されたののかは、大声をあげながら勢いよくベッドから飛び起きると、彼女の声を聞きつけてやってきたシャンクスとベンが医務室へと入ってきた。
「うぁぁああああああ!!!!!!」
べ「ののか!!落ち着け!!」
シャ「ののか!!」
船医「いかん!
まだ彼女の喉は完全じゃない!!」
シャンクスとベンは暴れるののかの体を押さえつけ、何度も彼女の名前を呼びかけた。
エースを失ったショックで大声で何度も何度も叫んでいたののかは喉の中を切っており、船医からは治るまで大声を出させ無いように注意していた。
シャ「ののか落ち着け!!
俺の事が分かるか!?」
「…ハァ…ぁ…ハァッ……ハァッ……」
ーーシャンクス…さん…
何で……私は…ここにーー?
「Σっ!!…エース………!」
シャンクスに体を揺さぶられ、彼らの姿を見たののかは荒い息づかいで呆然としていると、今度はエースの姿がののかの脳裏をよぎり、まだ完全じゃない体を無理に動かし医務室から出て行った。
シャ「ののか!!」
船医「いかん!急いで連れ戻すんだ!!」
べ「クソッ!」
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”ダダダダダダダ!”
「ハァッ…ハァッ…」
医務室から飛び出したののかは、一目散に甲板に向かって走って行くと、体力が戻ってないのと腕に海楼石のリングを付けられたことでフラフラになっていた。
ーーハァッ…ハァ……
【今日まで…こんなどうしようもねェ俺を…ハァッ…ハァッ…鬼の血を引く俺を……
愛してくれて…
…ありがとう!!!】
……お願い!!
…お願い!!
夢であって!!
あんなの…現実じゃない!!
アレは夢だ!!
夢だ!!!
エースは…
エースはちゃんと生きてーー!!
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