第83話 終戦
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戦が終わり、シャンクス達はののかを連れて船に戻ってくると、彼女を船医に預けた。
今までまともに能力を使いこなせない彼女が、エースを失った悲しみとショックから能力が暴走してしまった事で、体と精神へのダメージは重大な物だった。
ベン「お頭ァ…これからどうする?」
シャ「…ののかは暫くこの船に乗せる事にする」
ヤソ「まぁ、乗せるのは俺達は別にかまやしねぇが、嬢ちゃんは……」
シャ「…目が覚めた所でののかがどうなるかは俺自身もよくかわらん。
しかし…愛する女性の苦しむ姿を見るのはゴメンだ」
彼等が甲板でそんな話しをしている時だった。
”ガチャ”
シャ「船医!…ののかはどうだ!?」
船内からののかの処置をしていた船医が姿を現すと、それに気づいたシャンクスは達彼から彼女の容態を尋ねた。
医「…外傷が少なかったからそれだけは救いだったが喉の中を切っておるから、点滴の中に炎症を押さえる薬も一緒に投与している
今はまだ眠っているが、目を覚ました時が心配だ……
彼女はあり得ない程の精神的ダメージを蓄積している
ーーー目を覚ましても、暫く彼女から目を離さない方がいいだろう」
シャ「………」
船医「…それとお頭…
これはあくまでも俺の意見なんだが」
シャ「何だ?」
船医「あの嬢ちゃんには暫くの間海楼石の腕輪を付けておいた方がいいかもしれん」
ヤソ「な、何だと!?
嬢ちゃんが能力者だからって理由でそんなもん付けるのかよ!?」
ベン「落ち着けヤソップ!
…船医、海楼石を付けるからには何か理由でもあるんだろうな?」
船医「あぁ……彼女はまだ能力者になって浅いんだろ?
今回のときみたいに、目を覚ました途端再び能力が暴走する事にでもなったら誰にも止める事は出来ん。
……精神状態が不安定なこの時に、今のままでいさせるのはリスクが伴うからな
ちゃんと自分で能力をコントロール出来るまでは、海楼石で制御してた方がいいと思うんだ!」
シャ「………俺もあまり賛成はできん」
船医「お頭!!「だが、ののかの事を思うと、今は船医の言う事も正しいのかもしれん」
ベン「いいのか?それで…」
シャ「あぁ、今のののかにはこれ以上体にも精神にも負担をかけてほしくない
彼女が自分の能力をコントロール出来るようになるまでは、海楼石で押さえておこう」
船医「すまねぇお頭……」
シャ「お前が謝る事じゃないさ
……それとののかには俺から海楼石の腕輪を付けさせてくれないか?」
船医「分かった
用意はしてあるから医務室に来てくれ」
その場での話しが解決すると、シャンクスは船医と一緒に医務室へと向かった。
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