白「お前じゃねぇんだ………ハァ…ハァッ…」





ティ「！！…まだ生きてんのかよ！！！」




ありったけの銃弾を白ヒゲにお見舞いした彼等だったが、それでも白ヒゲはかろうじて生きていた。




白「ロジャーが待ってる男は……少なくともティーチ…お前じゃねェ……。

ーーーそうやって遠い昔から……脈々と受け継がれてきた……！！
…ハァッ…そして未来……いつの日か…その数百年分の”歴史”を全てを背負って…ハァッ…この戦いを挑む者が現れる……！！！

センゴク……お前達「世界政府」は……いつか来る…その世界中を…巻き込む程の”巨大な戦い”を恐れている！！！

興味はねぇが…あの宝を…誰かが見つけたとき……世界はひっくり返るのさ……！！！

誰かが見つけ出す

その日は必ず来る……


”ひとつなぎの大秘宝”は実在する！！！」




セ「………！！！！
貴様っ！！！！」





許せ息子達……。



とんでもねぇバカ達を残しちまった…




俺はここまでだ……




お前達には全てを貰った。





感謝している…





さらばだ息子達………！！








【”白ヒゲ”死す！！！


死してなお
その体屈する事無くーーー


頭部半分を失っても


敵を薙ぎ倒すその姿
まさに”怪物”



この戦闘によって受けた傷　実にーーー
二百六十と七太刀ーーー



受けた銃弾
百と五十二発ーーー



受けた砲弾ーーー
四十と六発ーーーーー



さりとてーーーその誇り高き後ろ姿には…
あるいはその海賊人生に


一切の”逃げ傷”なし！！！】





【瞬く間に世界に広がる大ニュース

”白ヒゲ海賊団”ロジャーの息子エース救出失敗
そして
船長”白ヒゲ”の死ーーー

末々に語られるこの歴史的な大事件を、その目に映した者達は……今は


ただ



声を呑むだけ】







レイ「…………逝ったか……白ヒゲ」








【享年七十二歳
かつてこの海で”海賊王”と渡り合った男……！！

白ヒゲ海賊団船長”大海賊”エドワード・ニューゲート


通称”白ヒゲ”


マリンフォード湾岸にて勃発した


白ヒゲの海賊艦隊VS海軍本部 王下七武海連合軍による頂上決戦にて



死亡】









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