第81話 エースの死
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「エース!!」
”ドサッ”
エースは力なくルフィにもたれ掛かるように膝から崩れると、ののかも彼の側に駆け寄ってきた。
エ「………ごめんな…………ルフィ……」
ル「………!!」
ルフィは自分の右手をみると、そこにはエースの血がべっとりとついてルフィの手を真っ赤に染めていた。
ル「エース!!!
…急いで手当て…「ちゃんと…助けてもらえなくてよ……ハァッ……すまなかった……ハァッ…」
ル「何言ってんだ!!
バカな事言うな!!!
…ハァッ…誰か手当してくれ!!!
エースを助けてくれェ!!!」
「急げ船医!!
応急処置を!!!」
エ「無駄だ!!!……ハァッ…自分の命の終わりくらい分かる……!!!…ハァッ…
内蔵を焼かれたんだ……ゼェ…もう…もたねぇ……だから…聞けよ…ルフィ……ののか」
「そんな事言わないで!!!
エースは絶対に死なないから!!!」
ル「そうだぞ!!
何言ってんだ……い……約束したじゃねぇかよ!!!
…ハァッ…ハァッ…お前絶対死なねぇって…!!!
言ったじゃねぇかよォエースゥ〜〜〜!!!!」
エ「…そうだな……サボとの件と……お前みてぇな世話のやける弟がいなきゃ………俺は生きようとも……思わなかった……」
【ゴールド・ロジャーにもし子供がいたら?】
【そりゃあ”打ち首”だ!!!】
エ「誰も…それを望まねぇんだ……仕方ねぇ………」
【世界中の人間のロジャーへの恨みの数だけ針を刺すてのはどうだ】
【”火炙り”にしてよ…!!
死ぬ寸前の姿を世界中の笑い者にすんだ!!】
【皆が言うぞ!?
「ザマァみろ」って…ぎゃははは!!】
エ「ーーーそうだ……お前…いつか…ダダンに会ったら……宜しく言っといてくれよ……
……何だか……死ぬと分かったら……あんな奴でも…懐かしい……」
ル「………!!!」
エ「心残りは……二つある………一つは…ハァッ……ののかを…これからも……守ってやれねぇ…事……そしてもう一つはお前のーーー”夢の果て”を見れねぇ事だ……ハァッ……
…だけど…お前なら必ずやれる……!!!
……俺の弟だ…!!
…昔…誓い合った通り……おれの…人生には…悔いはない……」
ル「……ウソだ!!ウソつけ!!」
エ「…ハァッ…ハァッ…ウソじゃねぇ……
…俺が本当に欲しかったものは……どうやら”名声”なんかじゃ…なかったんだ……おれは…”生まれてきてもよかったのか”欲しかったのは……その答え…だった…。
でも…ののかに出会って……その答えを……教えてくれた…ハァッ……」
【……生きててくれてありがとう】
【生きて私の処に来てくれてありがとう】
【貴方の体にどんな血が流れていようと、貴方の親が誰であろうと関係ない…エースはエースなんだから】
エ「……ハァッ……ののか…。
自分を…責めるなよ……ハァッ……俺の為に……頑張って…戦ってくれた事……スゲぇ嬉しかった……。
これからも……ハァッ……ハァッ……俺の為に……笑顔で…いてくれ…ハァッ……」
「……っ!!」
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