第81話 エースの死
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ル「ののか!!」
「ルフィ!!…ルフィ!…ヒクッ…会いたかったよ!…ヒクッ…会いたかったよォ!!」
ル「寂しい思いをさせて悪かった!
ここから急いで抜け出そう!!」
「うん!
…でも私手錠されてて…」
ル「じゃあ後で3に鍵を作ってもらおう!!
今はここから逃げるのが先だァ!!」
ルフィはののかの体を軽々と米俵を担ぐようにして抱きかかえると、再びエースの方に向かって走り出した。
「ルフィ!!エースは!?
エースは大丈夫なの!?」
ル「しししし!あぁ、エースはもう大丈夫だ!!」
「……ルフィ…ありがとうエースを助けてくれてーー。
ありがとう……」
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戦場は更に激しいものへと変わっていき、自分の部下に刺され赤犬の攻撃も受けてしまった白ヒゲの体力は限界に近づいていた。
そして、白ヒゲを刺したスクアードは罪を償う為に、自分が船に残り海軍達に突っ込んで行こうとしたが、それを白ヒゲが阻止した。
スク「オヤジィ!!」
白「子が親より先に死ぬなんて事が…どれほど親不孝か……ハァッ…ハァッ…てめぇにゃわからねぇのかスクアード!!
……つけ上がるなよ。
お前の一刺しで…揺らぐおれの命じゃねぇ……!!
誰にでも寿命ってもんがあらァ…ハァッ……
ここでの目標は果たした…。
もう俺達は…この場所に用はねぇ!!……ゲホッ…。
今から伝えるのは………!!
最後の”船長命令”だ…!!
よォく聞け……白ヒゲ海賊団!!!」
「最後ってちょっと待てよオヤジ!!
縁起でもねぇ!!!」
「そんなもん聞きたくねェよォ!!!」
「一緒に新世界に帰るんだろ!!?」
エ「オヤジ!!!」
白「お前らとはここで別れる!!!!
全員必ず生きて!!!!
無事新世界へ帰還しろ!!!!」
白ヒゲは自分の最後の意思を自分の部下に託すと、大きく腕を振り上げ、地震の震動を一気に海軍本部に打つけた。
白「行けェ!!!!!
野郎共〜〜〜!!!!!」
彼の言葉を聞いたエースは脚の動きを止め、只呆然と白ヒゲの戦う姿を目に焼き付けていた。
そしてエースと再び合流したルフィはその場から離れる為に必死に彼に呼びかけた。
ル「エース!!!
行こう!!おっさんの覚悟が……!!!」
エ「………分かってる!!
無駄にァしねぇ!!」
エースは最後に白ヒゲに深々と頭を下げると、ルフィ達と共に船に向かって走り出した。
しかし、彼等の背後には赤犬の姿があり、彼のマグマの能力で何人かの海賊が飲み込まれてしまった。
「危ねぇ!!!
”赤犬”だぁ!!!」
”ドゴンっ!!”
「うわァア!!!!」
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