第80話 兄弟の想い
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「……エース」
エ「…っ!!…………の、ののか!」
背後から声が聞こえてきたのでエースは視線を向けると、そこには荒い息づかいで処刑台まで上がってきたののかとガープの姿があった。
セ「ののか!?……ガープ貴様ーー。
彼女を連れてここへ何しにきたガープ。
作戦に異論でも?」
ガ「……いや、相手は海賊…道場の余地はない……。
それにその子をここへ連れてきたのはわしではない。
さっき下の階段の所にいたからついでに連れてきただけじゃ」
セ「ならば…」
ガ「だまれ!
よかろう…ここにおるくらい!
悪党に同情はねぇが……家族は違う…!!!」
エ「!」
「っ…!」
ガ「わしゃあどうすりゃええんじゃい……!!!
……………エース…貴様……!!!
なぜわしの言う通りに生きなんだ!!!」
エ「ジジイ……!!」
「…ガープさん」
そうだよね……一番苦しいのは…辛いのは…。
家族であるガープさん……。
「ハァッ…ハァッ……センゴクさん……」
セ「その手錠をしたまま、ここまで動く元気があったとはのぉ
能力者なら、少しでも体を動かすのですら辛い筈だ」
エ「ののか!!…ののかが何でここに!?」
「ハァッ…エース……大丈夫……大丈夫だから…ハァッ……
私が…助けるから!」
セ「助けるだと?
能力も使えない小娘が何をいっておる」
「…センゴクさん……私は海軍には従いませんよ。
例え……私がどんなに非力でも…ハァッ…ハァッ……大切な人やその仲間達は……守りたい…!
今…ハァッ…ここで……彼の事…助けられなかったら……私は…自分を許せなくなる!!」
エ「……ののか」
「エース……貴方は私の世界で……私の事を助けてくれた!
ハァッ…ハァッ……私を支えてくれた!
だから…私は貴方を突き放したりはしない!
貴方がロジャーの息子であっても!!
ルフィも私も…貴方の事が…ハァッ…大好きだから!!!」
エ「っ!」
ののかはエースの側に来ると、両膝をつき彼と同じ目線になり、その強い眼差しで自分の抱えていた思いを彼に打つけた。
「大丈夫……もうすぐ…ここに来と思うから」
エ「…え…?」
ののかは小さく微笑んだ次の瞬間ーー。
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