第79話 処刑執行日
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外からは海賊と海兵の声と武器が打つかり合う音が聞こえてき、ののかも戦争が始まった事が分かると、やっとの事で外に通じる扉の前に来る事が出来た。
ハァッ…ハァ……ここから外に出られる。
”ギィイイイ”
「っ!
……こ、これが……頂上戦争」
扉を開いた視線の先には爆音と怒号、そして地に落ちていく人達の叫び声が聞こえてき、白ヒゲの所の隊長達の攻撃で青雉、黄猿、赤犬の三人も持ち場を離れて戦っていた。
「ハァッ…ハァッ……あの上にエースが……ハァッ…」
激しい戦いの中、広場の中央にそびえ立つ処刑台の上に、エースの姿を確認したののかは彼を助けたい一心で処刑台の階段に近づいた。
「おい!ここは関係者以外立ち入り禁止だ!」
「ハァッ…ハァッ…」
ここにも海軍の見張りが…。
階段に近づこうとしたそのとき、見張りの為に配備されていた海兵がののかの姿を見つけると、階段の前に立ちはだかった。
「貴様民間人か?」
「…ん?…おいこの人、確か大将青雉が言ってた能力者だぞ!」
「何?」
「名前は確かののか様と…。
大事な客人だから丁重に扱えって言ってたんだ」
「でも何でこんな所に…?
えっと…ののか様。
ここは大変危険です!
どうか建物内にお戻りください!」
ののかの事を青雉から聞いていた海兵達は、彼女を安全な場所へ案内しようとしたがののかは彼等の手を振り払った。
”バッ”
「「っ!」」
「ハァッ…ハァッ……ここを通して…。
私をエースの所に通して!」
「そ、それは出来ません!」
「そうです!ここは関係者意外の立ち入りは…「いいからここを通しなさい!!」
「…っ」
「貴方達の意見も、海軍の意見も、大将の意見も関係ない!!
これは私の戦いでもあるの!!
貴方達が私の邪魔をするって言うなら…私は能力が使えなくてもここを通っていく!!!」
「し、しかし!!「行かせてやれ」
「………っ……貴方は」
ののかは今までにないぐらいの気迫で海兵達を睨みつけ、強行突破を使用としたとき、背後から別の人の声が聞こえてきた。
「わしが許可する」
「…ガープさん」
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