第79話 処刑執行日
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コ「突き当たりの階段で3階まで下りてください。
その階から南館を通って一気に1階まで行くと、この前ののかさんが来ていた処刑台の近くに出る事が出来ます。」
「…コビー」
コ「手錠外してあげたかったんですが、鍵は多分青キジが持っていると思います。」
「どうして…?
貴方は海軍なのに……こんな事したら!」
コ「ルフィさんの事思い出したんです。
初めてルフィさんにあった時、危険を顧みずゾロさんを助けだそうとしていて……でもそんな彼の目に迷いなんてなかった。
ののかさんもルフィさんと一緒なんだって思ったら、引き止めたくても出来ないじゃないですか。
……大丈夫です……僕は何も見てませんし、ここからののかさんが出て行こうとしているのは誰も知りません。
彼を助けたいなら直ぐに行ってあげてください!」
「ありがとう…コビー」
ののかは開かれた扉から気力を振り絞ってエースの元へと急いだ。
部屋から出たののかは壁に手をつきながら一歩一歩進んでいくと、窓の外には沢山の海軍達の姿が見え、ののかは更に視線を下に向けると、処刑台にエースの姿を確認出来た。
「っ…!……ハァッ…ハァッ……エース……待ってて!
直ぐに…直ぐに助けにいくから!」
【俺は…生きてちゃいけねぇ人間なんだ…】
……待ってて
【ずっと不安だった……ずっと怖かった……こんな俺は…生きていても何の価値も意味もねぇんだって】
意味がないなんて言わせない!!
価値がないなんて言わせない!!
【突き放してくれたっていい……】
突き放したりなんかしないから!!
「ハァ…ハァッ……能力さへ使えたら……」
”どぉおおん!!!”
「Σっ!…この音は…何?」
コビーに教えてもらった順路でののかは少しづつながらも下へ向かっていると、いきなり大きな音が建物全体に響き渡り、驚いたののかは近くの窓から外を覗いた。
「っ!!…モビーディック号…ハァ…いつの間に…ハァッ…ハァッ…」
外の湾内に白ひげの船であるモビーディック号の姿を確認すると、まさに今、彼等の戦いが始まろうとしていた。
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