第79話 処刑執行日
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”ダンダン!!”
「ハァッ…ハァッ……お願い!!
誰かここを開けて!!」
”ダンダンダン!!”
「誰か無いの!?……ハァッ…ハァッ……お願い……ここから…出して!!」
今からだと…多分後数時間で処刑が始まっちゃう…!
ののかはダルい体に鞭を打って、何度も何度も大きな声を発した。
”ダンダンダン!!”
「お願い!!…ここから「ののかさん」
「っ!!…こ、この声はコビー!?」
コ「…はい、コビーです」
扉を叩いていると、扉の向こうからコビーコの声が聞こえ、それに気づいたののかはここから出してくれるように頼んだ。
「お願いコビー、ここから出してほしいの!
私今手錠をされてるから能力が使えなくて…でも早くエースの所に行ってあげないと…!!」
コ「すみませんののかさん。
貴方をここから出す事は出来ません」
「……っ!」
コ「上の人から言われてるんです。
処刑が終わるまでここから出さないように見張っておけって……だから僕は「コビー……私はどうしてもエースの所に行ってあげないといけないの」
「エースは私を支えてくれた大切な存在だから…。
……エースだけじゃない、ルフィだってそうなの。
彼等がいなかったら今の私はここにいない…。
ーーーねぇコビー、初めてあったときの事覚えてる?」
コ「…はい…勿論」
「その日あなた言ったわよね」
【沢山迷っていいと思います!
例えどちらかの選択肢が間違っていたにせよ、最終的に決めた事を胸はってやり遂げればいいんですよ
だって自分が決めた事に悔いは無いはずでしょ?
ここのルールに従う事が自分の意に反する事なら、自分のやりたい事に従って動いた方が良いに決まってる。
ののかさんならちゃんと自分で答えを引き出す事ができますよ!】
コ「ーーあ」
「私はあなたに背中を押してもらえた!
あなたのお陰でどうしたいか決める事が出来た!
周りがどんなに反対しようが、周りがどんなに私を閉じ込めようが、私は何が何でもエースを助けにいく!!
それが私が最終的に決めた事だから!!!
それが悔いのない答えだから!!!」
コ「Σっ!!」
ののかさん……貴方は……どうしてそこまでーー。
貴方は…僕と違って強い方だーー。
扉越しに伝わってくるののかの思いを感じ取ったコビーは驚きの表情を浮かべると、彼女のその強い自信に圧倒され言葉を失った。
そして次の瞬間…。
”ガチャ”
「…え」
部屋の扉が開かれた。
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