第79話 処刑執行日
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【エース処刑当日 海軍本部ーーー正午】
「処刑3時間前です。
罪人を処刑台へ送ります!!」
「階段を上がれ…」
牢獄から出されたエースは、両手に海楼石の手錠をはめられると、付き添いの海兵とともに無言で長い階段を上がっていった。
エ「…………」
”カツン”
”カツン”
”カツン”
【いいかルフィ
俺達は絶対にくいのないように生きるんだ!!】
【うん!!】
階段を上る間一歩一歩脚を進める度にエースの足音が響き渡り、同時に彼の頭の中では昔幼少時代にルフィと約束した事を思い出していた。
”カツン”
”カツン”
「止まれ」
「門を開けるぞ」
エ「………」
【いつか必ず海へ出て!!
思いのままに生きよう!!
誰よりも自由に!!!】
「海軍本部」のある島”マリンフォード”には、主に海兵達の家族が暮らす大きな町がある。
現在住人達には避難勧告が出ておりーーー
避難先のシャボンディ諸島からモニターによって、人々は公開処刑の様子を見守っていたーーー。
各所より集まった記者やカメラマンもまた、ここから世界へ情報を一早く伝えるべく身構えていた。
海軍から出される監視船は出航の度に撃沈されーー。
”白ひげ”の目撃情報も皆無ーー。
マリンフォードに走る緊張は高まるばかりで、せまる処刑の時間までとうとう…。
3時間を切っていたーーーー。
***********
その頃ののかはーー。
”ダンダンダン!!”
「お願い!…ハァッ…ここを開けて!!」
今日がエースの処刑の日…。
早くここを出て彼の所にいかないと!
部屋に閉じ込められていたののかはずっと部屋に扉を叩いていた。
音を出せば近くにいる海兵が気づいて開けてくれるんじゃないかと思い、ののかは可能性を信じてずっと大きな音を出し続けていた。
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