第78話 迫るタイムリミット
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「あ、まって!
ここから出して!!」
”バタン”
「………っ」
部屋の扉には再び鍵がかけられ、ののかは閉じ込められると、彼女の声は青キジに届く事なく、静けさだけが辺りを包み込んだ。
こんな所で…ジッとしているわけにはいかない
どうにかして処刑の日までにはここを出ないと…。
「ハァッ…ハァッ……でも…この手錠……何とかならないのなか」
腕を持ち上げるとジャラジャラと鎖の音が響き渡り、ののかは手錠に視線を落とし、どうしようかと考えていると再び部屋の扉が開かれた。
「っ!…クザンさん!
ーーーーぁ」
扉が再び開かれたことで、ののかは青キジが再度戻ってきたのかと思い視線を向けると、そこにはハンコックの姿があった。
「ハンコックさん!?」
ハ「ののか大丈夫であったか!?」
ハンコックはののかの事をとても心配していたため、彼女の顔を見た途端そっと抱きしめた。
「私は…ハァ…大丈夫ですよ…ハァッ」
ハ「こんなもんを付けられて大丈夫なわけないであろう!
青キジの奴!##
ののかにこんなもんを付けおって#」
「確かに…この手錠は結構辛いですけど…ハァッ…今のエースやルフィの事を思うと…ハァッ…こんなのへっちゃらですよ」
ハ「……ののか」
ハンコックは切な気な表情を浮かべ、その品やかな手で優しく彼女の手を握りしめた。
「ハンコックさん?」
ハ「ののかがルフィの兄を助けたいと思っているように、ルフィも今必死になって頑張っておる…。
諦めない限り、必ずその願いは叶う筈じゃ。
ーーののか、わらわは其方とルフィの味方じゃ」
「有り難うございますハンコックさん
…ハァ…私は絶対に諦めませんよ
エースを助ける為なら…ハァ…私は何が何でも諦めませんから」
ハ「それを聞いてわらわも安心したぞ
……ののか……武運を祈っておる」
「…はい」
ハンコックは最後にののかをギュッと抱きしめると、彼女は小さく微笑みその部屋を出て行った。
END