青「ののかちゃん？」




「………お断りします」




セ「っ！？……何だと？」




「私はそんな事の為に能力者になったんじゃありません。

ーー私はいつも皆から守られてばかりだった。
ーー私はいつも皆の足手まといだった。
ーー私はいつも見ていることしか出来なかった。


でも能力者になって、少しずつだけどやっと皆と同じ場所に立てた。
皆と一緒に戦うために、大切な人を守る為にこの能力を使いたい！！


私やっと分かったんです

私は私のやりたい事に従って行動します。
例え自分が賞金首になって敵を増やしたとしても、後悔するよりはマシです！！


エースは私の大切な人！
その大切な人の仲間と戦う事なんて出来ない！！」






青「………それがののかちゃんの答えかい？」






ののかは自分の思いを皆に伝えた。





「はい、私の気持ちはかわりません


ーーー私は麦わらの一味ですから」





ののかの目に一切の迷いは無く、その目は覚悟そのものだった。


青キジも「そうかい」と小さく溜め息をだすと、黙って聞いていたセンゴクが口を開いた。





セ「そうか…それは私も残念だ
君はもっと利口だと思っていたが……。

クザン、ののかちゃんを処刑が終わる日まで部屋から出すな」





「Σなっ！？」





セ「本来なら君も処刑なのだが、君の能力は我らとしても必要な存在。

処刑後、今後について考えていこう。
それまでは部屋から出る事は許さん」





「い、意味分かんない！！
勝手な事言わないで！！

私はここにいるつもりは無い！！


私は！私はルフィ達の所に…………Σッ！」




ハ「貴様！！
ののかになんて事を！！＃」





ののかは後頭部に衝撃が走ると、そのまま意識を失ってしまうと、ハンコックは眉間に青筋を浮かべて声を荒げた。




青「今はこうするしかないの
ののかちゃんには悪いけど、俺達も遊びじゃないからね」







クザンはののかを眠らせそっと抱きかかえると、部屋から退出した。







ごめんねののかちゃん






君の気持ちも分かるけど







これは正義のためなんだよ













END