第76話 意外なジェントルマン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ううん……興味本位なんかじゃない。
私は皆と戦う為に、皆を守る為に能力者になった。」
ミ「ならば能力者になった事に自信を持て。
海賊である以上、常に命を狙われる事になるかもしれん。
しかし、己の中に何かを守りたいという気持ちがあるのなら、自信が能力者になった事を悔いる事は無い。
己が突き進もうとしている道さへ脚を踏み外さなければ、必ずその先の道も見えてくる」
ミホークはののかに対して優しい笑みを浮かべると、その姿が少しゾロっぽく見えて仕様がなかった。
「クスっ、有り難うございます。
本来なら敵同士になる筈なのに、まさか励まされるなんて思ってもいませんでした」
ミ「励ました積もりなど無い。
ただ放っておけなかっただけだ」
「何でですか?」
ミ「ーーー顔にそう書いてあったからだ
「とても悩んでいます」とな」
「す、すみません∪
でも此処に来て良かった事もありましたよ。
私海賊なのに、海軍の友達ができましたし、ミホークさんともこうやってお話しする事だってできましたし!
処刑の事…どうしたら良いんだろうって思う事はあるけど、今私にしか出来ない事をやろうって思ってるんです。」
ミ「で、その今ののかにしか出来ない事とはなんだ?」
「ん〜…友達つくりですかね?」
ミ「ーー友達?
………ワッハッハッハッ!
今出来る事が友達作りとは傑作だな!」
「わ、笑わなくても良いじゃないですか!/////」
ミ「人脈を作る事は良い事だ。
しかし、海賊と海軍で友達作りとはな…クククっ」
ミホークは腹の底から声を出して笑うと、ののかは自分がバカにされたと思い顔を赤く染めた。
ミ「なかなか面白い奴だ
だが、俺は気に入ったぞ。
こんな奴が一人ぐらいここにいても罰は当たらないだろう」
「はぁ、どうも∪」
ミ「ののか、何も悩む事は無い。
間違っててもいいから、自分が信じる道を進めば良い
確かな答えの無い今、正解か不正解か誰にも分からん事だ。
だったら自信で正解に導けば良いのだからな」
【ののかさんならちゃんと自分で答えを引き出す事ができますよ!】
「ミホークさんってとても紳士的で素敵で優しいですね
ーー有り難うございます。
私…ちゃんと自分で正解に導いてみせます。
処刑当日、私がどんな答えを出すか分かりませんが、その時はーー。」
ミ「あぁ、そのときは受け入れよう」
END