第32話 自由時間その4
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ゾロと別れトレーニングルームを後にしたののかは、船内探検をしながらルフィを探していた。
工場に顔を覗かせると、そこにはフランキーが自分の身体のメンテナンスをしている真っ最中で、見れば見るほどサイボーグと言うよりは本当にロボットにしか見えず、体内はどうなってるんだろうと色々疑問に思ってしまうほどだった。
フ「よぉ!ののかじゃねーか!俺の仕事っぷりでも見学かぁ?」
「仕事熱心なんだね♪
どんな事しているのか興味はあるんだけど、今はルフィを探しているの。
知らない?」
フ「んぁ?ルフィならさっきまでウソップ達と甲板で遊んでいたぜ?
声が此処まで聞こえていたから、まだいるんじゃねーか?」
「そっかぁ♪ありがとう!
甲板に行ってみるよ。
あと、今度フランキーの仕事っぷり見学させてねv」
ののかは「またね♪」といって元気よく手を振り工場を出て行くと、急いで甲板へと向かっていった。
周りをキョロキョロと見渡しルフィの姿を探すと、フランキーの言った通り甲板には先ほどまで遊んでいたであろうルフィの姿があり、今は疲れて無防備な姿で眠っていた。
「…∪
ゾロじゃあるまいし、こんな所で寝ているなんて無防備なんだから」
ののかはそれでも彼を起こさないようにそっと隣に歩み寄り座ると、ルフィは顔に光が差し込まないように麦わら帽子を顔に乗せて眠っていた。
……ルフィは…
【ウウっ…ののか……俺…一人になってしまった。もうなにも失いたくねぇんだ!!】
…ルフィは…
【どんなに手を差し伸べようとしても……届かなくて……また俺の…大切な人が…っう…消えてしまうって思ったら…】
いつも不安で…いつも必死なんだね
「……ルフィ…私は貴方達に沢山守ってもらった…
今度は私が守ってあげるから
だから…これ以上不安を抱え込まないで」
ののかはひとり言の様に隣で眠っているルフィに語りかけたが、彼女の声は風が全てを攫っていきルフィの耳に届く事は無かった。
…はずだった
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