第76話 意外なジェントルマン
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ミ「用件などない。
部屋の前を通ったら女の叫び声が聞こえてきたから入ってきたまでだ」
ドフ「そうか、だったらもう用件は無い筈だ。
俺達は今お取り込み中なんだ。
直ぐにここから出て行くこったな」
ミ「そうだな
貴様がどこで何をしようと俺には関係ない。
ーーしかし、女に海楼石の手錠をしてまで行為に及ぼうとしている奴の事を見過ごすわけにはいかん。
ましてや、ここは正義戦力の最高峰である海軍本部だ。
そのような行為は控えるべきじゃないか?」
ドフ「……チッ
相変わらず真面目な野郎だな」
ドフラミンゴは舌打ちをし、ののかの上から体を退かせると、脱ぎ捨てたコートを拾い上げ部屋から出て行こうとした。
ドフ「今日はこのくらいにしといてやるよ。
ののかちゃん…また今度なーー」
「…っ#……次なんて…ハァッ…絶対…ないから…ハァッ…」
海楼石のせいで先ほど以上に体に力が入らなくなってしまったののかは、ソファーからゆっくり体を起こすと、ドフラミンゴは「またな」とだけ言い残しその場からいなくなってしまった。
「ハァ…ハァ……ミホークさん…助けてくれて…有り難うございました…ハァッ」
ミ「気にするな
ーーそれよりも貴様は能力者か。
その手錠を外してやろう」
ミホークはグッタリしているののかをそっと抱きかかえると、その部屋から連れ出し移動した。
まさかこんな形でミホークさんに会うなんて思わなかった。
ーー思っていた以上に優しい人だったんだ
でも、まぁ他の人達に比べたら紳士的なのかもしれない
ミ「……私の顔に何か付いているか?」
「へ?…あ…いや」
ミ「着いたぞ。
手錠を外してやるから待っていろ」
ミホークは自分が利用している部屋に到着すると、ののかをソファーに座らせた。
”カシャンっ”
「取れた!
ミホークさん有り難うございます」
手錠が外れた事で先ほどのダルさが無くなり、元気も出てきたののかはミホークにお礼を言った。
「あ、まだ自己紹介してませんでしたね。
私はののかと言います。」
ミ「ののかか…覚えておこう
それよりも…何故私の名前を知っている」
「Σっ!!……え…ぁ∪」
そうだった!!
私達…初対面だったぁあ!!!∪
「えっと…さ、さっきクザンさんにここの事を色々聞いたんで、それで……∪」
ののかはうっかりミホークの名前を言ってしまった事で、額から冷や汗を流していると、彼もまた「そうだったのか」と言い納得してしまった。
「じ、じゃあ私はこれで失礼しますね!」
自己紹介も済ませたののかは、これ以上いたら邪魔になるだろうと思い、その部屋から出て行こうとしたが、同時にミホークが彼女に声をかけた。
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