第75話 はじめましてコビー
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「いろいろ考えててもどうしようもないか…。
取りあえず、私は私のできる所からやってみないと!」
青キジが部屋からいなくなり、ここにいても仕方ないと思ったののかは、海軍本部がどんな所なのか散策してみる事にした。
出来る事ならすぐにでもエースを助けて、自分もルフィ達のところに戻りたいが、まだそんな自分が何とか出来る程、能力を使いこなせなかった。
部屋を出たののかは左右をキョロキョロを見渡すと、そこには海兵の一人すら誰もおらず、ただ広く長い廊下が先へと続いていた。
「ん~…先ずは左から行ってみよ!
建物内にいるよりは外にでてみれば何とかなるでしょ」
廊下の窓からチラッと外をみてみると、建物の下の方では訓練をしている者や、背中に正義と書かれた海軍コートを着ている者の姿が確認でき、ののかは今自分が本当に海軍本部にきているのだと実感させられた。
エースは今、インペルダウンにいる…。
となったら直にでもルフィは女ヶ島からそっちに向かう筈だよね?
私はあのとき皆には手を出すなと言ったけど……沢山の賞金首を前にして海軍が放っておく筈が無い
「はぁ~∪
オネイロスさん達から貰ったエスパシオ・クラーベ(空間の鍵)を持ってきておけば良かったなぁ∪
普段は使わないから机の引出しに置いてきちゃったよ~∪」
あの鍵さへあったら…直にでもエースの所にいけたのに…
直にでも皆の所にいけたのに…
ののかは小さく溜め息を付きながら建物内を歩いていると、曲がり角を曲がった所で勢いよく誰かに打つかってしまった。
”ドンっ”
「キャッ!」
打つかった衝撃でののかは尻餅をつくと、その地味な痛さから目に薄らと涙を浮かべていた。
「いたた∪…
…あ、すみません!私考え事しちゃって……て……∪」
ののかはお尻をさすりながら立ち上がり、打つかった相手に謝ると彼女の表情が一変した。
ののかの目の前には大きな図体にピンク色の羽根つきコートを羽織り、特徴のあるサングラスをかけた男が目の前に立ってた。
Σえぇぇえええええ!!!∪
ド、ド、ドフラミンゴォォオ!!?∪
何でここにドフラミンゴ!?
何でいるのさ!!
ヤバい!何かすっごく見られてんだけどぉお!!∪
つーかデカい!!
生で見るドフラミンゴ、メチャデカすぎるんですけど!!
ののかは突如現れたドフラミンゴを前に、全身から冷や汗を流すと、彼のグラサン越しの視線から身動きが取れないでいた。
ドフ「オメェ、見ねぇ顔だな」
「Σへっ!?……あ…えっと…最近ここに来たので∪」
うん、嘘はついてないからね!!∪
ドフ「そうか、それよりもオメェ海軍じゃねぇだろ
…俺は勘が鋭いからな。
そういったもんがよく当たるんだよ」
「へ、へ~…それは優れた能力をお持ちで∪
じゃあ私は用があるからこれで……「まて」
”ガシっ”
「Σっ!!」
ののかはドフラミンゴが苦手だったため、その場から急いで立ち去ろうとすると、彼は言葉とともにののかの腕を掴んで阻止した。
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