第74話 時間の歪み?死へのカウントダウン再開
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「ヒナさんが言ってました…。
『貴方が食べた悪魔の実が海軍にとっても、とても重要だったのはホントよ。
この実一つで海軍は様々な能力者に太刀打ち出来る事が可能になるの。』ってーー。
私がここに連れてこられた本当の理由は……エース処刑の日にやってくる白ヒゲ達と戦わせる為ですよね?」
ーーーお願い…。
お願い!!
違うって…勘違いだって言って!!
ののかの鼓動は青キジに聞こえてしまうんじゃないかと思うぐらい小刻みに動き、その不安そうな瞳で青キジを見つめた。
青「…………ハァ〜…ののかちゃんって見かけに寄らず勘が鋭いんだな。
あぁ、そうだ。
君をここへ連れてきたのは、あの囚人を助けにくるであろ白ヒゲからここを守る為だ。
あいつ等の船には三人の能力者に、それぞれの隊長各は腕の立つ奴等ばかりだ。
仲間意識の高い奴等がここに乗り込んでくるという事は、それなりの戦争になるってことだからな。
奴等に本気で勝つなら、カエカエの実が最も優れているんだが、それは食べちゃったしね。
だから君をここへ連れてきたってわけ」
「…そ…そんなーー。」
エースは助かったと思っていたのに…。
未来を変える事が出来たと思っていたのに…。
なのに…私は海軍に利用され、ましてやこの手でエースの大切な人達と戦えと…?
何とかしてエースを助ける事は出来ない?
………でも…私が知っている未来と同じ様に動いてない今、先の事が予測出来ない
「も、もし…私が断ったら?」
青「ん〜…そうだね〜。
本当はここで手を貸してくれたら助かるんだけど、駄目だった場合は麦わらと同じぐらいの額で賞金首にしないといけなくなる」
「私も賞金首の仲間入りってことですね?」
青「そう言う事になるね。
でも、まぁ変な気を起こさない事だ。
折角可愛いお嬢ちゃんと知り合いになれたのに、敵同士になるのはゴメンだからね
俺の甘い青春を壊さないで欲しいからさ」
「青春って、クザンさんって50のオッサンじゃないですか」
青「俺はまだ47だ。
勝手に四捨五入してんじゃねぇよ」
「(大して変わらないじゃん∪)」
青「ま、そう言う事だから大人しくここのルールに従う事だ。
じゃ、俺はちょっと上に報告があるから部屋を開けるぞ。
散歩に行ってもいいが、迷子にはなるなよ」
青キジはダルそうにしながら部屋を出て行くと、一人残されたののかの表情はとても落ち込んでいた。
ーー私は…
私は…一体どうしたら…
END