第71話 特訓開始!カエカエの実の能力
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ののかはひとまずチョッパーをウソップに預け、ゾロから精神統一の仕方を教えて貰う為に甲板へとやってきた。
簡単な事から始めた方がいいだろうと言う事だったので、ゾロは水の入った氷嚢をののかに渡すと、芝生の上にドカッと腰を降ろした。
「ゾロ、この氷嚢どうするの?」
ゾ「能力の事は俺も知らねぇが、先ずは簡単な所からやった方がいいと思ってな。
先ずはイメージだ」
「イメージ?」
ゾ「あぁ、その氷嚢は柔らかく冷たいという感覚もののかの手に伝わってくるだろ?
だったら頭の中で色々想像するんだ。
堅いのも、熱いもの、丸いもの、角張っているものを…。
俺も鉄や岩を切る時は、堅いものを切っているなんて考えちゃいねぇ。
常に柔らかいものを切ってると想像し、刀と自分自身を一体化させるんだ」
「一体化かぁ……じゃあそうなるまでに私も常に想像しないといけないってことだね」
ゾ「ま、そう言う事だ。
だから先ずは一番簡単な所から始めねぇとな」
「分かった!
やってみる!」
ののかはゾロから貰った氷嚢を両手で包み込むと、大きく深呼吸してそっと目を閉じた。
手に伝わってくる水の温度を忘れ、頭の中で水が氷になる所と常温からどんどん冷たくなる所を想像していると、先ほどまでタプタプと揺れていた氷嚢は徐々に堅くなりだした。
柔らかいものは堅く……そしてどんどん冷たくなる様にイメージして……。
ん〜…そうだなぁ……手に乗る軽さじゃなくて、床を突き破るぐらいの重さで……
”ズドォオン!!”
「Σキャァっ!!」
ゾ「Σうぉおお!!」
ののかは手に持っていた氷嚢でいろんな事を想像しながら頭に浮かべていると、次の瞬間彼女が手にしていた氷嚢が、いきなり大きな音を立てながら甲板に落ちた。
一部始終を見ていたゾロはののかが落としたというよりは、重さに耐えきれず彼女の手の上から落ちた感じになり、二人は唖然として甲板に落ちた氷嚢を見つめていた。
「えっと…これって…成功なの?∪」
ゾ「さっきまで水だったが氷になってやがる∪
それに重みもかなり増してるな…∪
つーことは第一段階は成功ってこと…だな」
「…この甲板……後でフランキーに直してもらわないとね∪」
ゾ「あぁ……だな∪」
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