第69話 エレノラ・クリスタル
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ギ「なんとも脆く、なんとも儚い……。
どうだ麦わらのルフィ、そして火拳のエース…お前達が大切にしている者はこんなにも壊れやすいのだぞ」
ル「…………」
【居ないの…ヒクッ…どこを探しても!!
お父さんもお母さんもお兄ちゃんも!!】
【寂しい思いをさせないって…帰って…くるって
……ヒクッ…約束したのに!!】
ギ「壊れてしまった者は…使えない人形と同じーー」
”ドォォオオオン!!!”
ギ「Σっ!!」
なっ…何!!?
コイツ私の能力を!!
ルフィはギルビアの言葉に耳を傾けず、怒りに満ちた表情を浮かべていた。
そして次の瞬間、どんなに攻撃しても割れる事が無かった鏡が、ルフィの強烈な一撃で粉々になると、それを見たギルビアは驚きの表情を浮かべた。
ル「……ののかは俺たちの大事な仲間だ……
ーーお前に!!!
お前にののかの何が解る!!!」
「……っ」
ル「ののかは何があっても俺たちと一緒だ!!!」
「………ル…フィ」
【本当に一人なのか!?
お前は!!!本当に一人になったと思っているのか!!?
ちゃんと周りを見ろ!!!
俺たちがちゃんといるじゃねぇか!!!】
ル「ののか!!!
俺たちが居る!!!
例え家族がいなくても、俺たち仲間が!!!
ののかはどうなんだ!!?」
「っ!!」
ル「俺たちじゃ不安か!!?
俺たちじゃ頼りないか!!?
俺たちじゃお前の光りにはなれないのか!!?」
【全てから遮断された闇の世界で、私に光を与えてくれたのは私の仲間だったんです】
【仲間の声が私を救ってくれた…どこにいても、どんな時でも私の所まで聞こえてきたんです】
ル「あの時の言葉は嘘だったのかぁ!!?」
ーーーあぁ…そうだ。
私は…あの時、確かに彼等に言った。
嘘じゃない
私は……
私の気持ちは!!
END
「……っ!」
ル「ののか!!聞くなァアアア!!!」
エ「奴の言葉を聞くんじゃねぇええ!!!」
ーーお父さんも、お母さんも…お兄ちゃんも…いない
皆…死んだ
私を残して……死んだ?
【本日9時13分頃、羽田発イギリス行きの飛行機が突然の操縦不能に見舞われ山林へと墜落しました!
政府の会見では生存者は…】
「し…死んだ……いや……いや!いや!!
いやぁぁあああああああ!!!!!」
”バンっ!!”
ナ「悪魔の実手に入れたわよ!!
…ってののか!!」
チョ「皆大丈夫か!?」
ロ「ナミ!!チョッパ!!
お願い!!ののかを助けて!!」
別行動していたナミとチョッパーが地下へと戻ってくると、彼等の現状を見た二人は驚きの表情をうかべた。
ナ「あんた!!よくもののかを!!」
チョ「うぉおおお!!」
”ドォオン!!”
チョッパーは体を大きくすると、ののかの隣にいるギルビアに攻撃をした。
しかし、ギルビアはヒラリと攻撃を交わすと再び鏡の中に戻った。
ナ「ののか!!大丈夫!?」
「いやぁあ!!!
やだぁあああ!!!!」
ギルビアの言葉でののかは錯乱してしまい、我を忘れている状態になっていた。
急いで駆けつけたナミは彼女の元に駆け寄り、落ち着かせようとしたが、ののかは彼女の言葉が耳に入ってこなかった。
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