第69話 エレノラ・クリスタル
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ル「グハァッ!!」
エ「グッ!!」
ギ「はははは!どんなに賞金首の額が大きくても、私に手も脚も出せないとはな!!
いい事を教えてやろう。
ののかとかいう女…今はあの鏡に寄って一時の幸せに浸っているが、現実に戻された瞬間どうなると思う?」
エ「ハァッ…ハァッ……どういう事だ」
ギ「現実に戻された瞬間、今の精神が壊れなければいいがな」
サ「テメェ!!ののかちゃんに触るんじゃねぇ!!」
ウ「クソォ!!これ何とかならねぇのか!?」
ギルビアは意識を失っているののかに近づくと、彼女の前に立っている大きな鏡に視線を向けた。
鏡の中のののかは家族と幸せそうに一緒にいる姿が今でも映し出されており、それを見て不適な笑みを浮かべると、一気に鏡を粉砕した。
”バリィイン!!!”
「……ん」
ル「ののか!!」
ギルビアが鏡を粉砕すると、先ほどまで意識を失っていたののかはゆっくりと目を覚まし、ギルビアはそっと彼女の体を支え起こした。
「…っ……ここ……は……私…確か」
ギ「やぁ、目が覚めたみたいだね。
どうだったかな?
幸せな夢を見た感想は」
「……ぇ……ゆ…め?
何を…言っ…てーー。」
ギ「君が見ていたのは現実じゃない。
ーーずっと夢を見ていたんだよ。」
「う、うそよ…だってお父さんもお母さんもお兄ちゃんも!
さっきまでずっと私の隣にいたんだよ?」
ギ「父…母、兄か
…く…ク…クク、ははははは!!!
愚かだ!!愚か者の何者でもない!!
君が見ていたのは幻だ!!
私が見せてた幻想の世界でしかない!」
「……っ」
ギ「死んだ人間が生き返ったとでも思ったか!?
ただの骨となった者が再び語りかけてくるとでも思ったか!?
君の家族は死んだんだよ!!
二度と生き返る事はない!!
二度と語りかけてくる事も無い!!
二度と戻ってくる事は無い!!
君はこれから一生孤独の中で行きていくんだ!!!」
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