第58話 貴方の為に出来る事
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ののかは普段見る事の出来ないサンジの一面を見ると、そんな彼も可愛いと思ってしまった。
ベッドの隣に用意した椅子に再び腰をかけたののかは顔に張り付いたサンジの髪を指で退け、机の上に置いてあったタオルを手にすると、汗ばんだ首元をそっと拭き取った。
ののかのいる安心感からか、サンジは眠りにつくと、それを確認したののかは以前ナミから借りていた本を戸棚から取り出し、読みながら彼が目を覚ますまで時間をつぶした。
サンジ君いつも皆のために頑張ってるもんなぁ
料理をして
遅くまで仕込みをして
時には敵とも戦って
…こうやって改めて思い返すと、サンジ君ってこの船にとっても必要な人材なんだよね
「いつも有難うサンジ君」
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その日の深夜、皆が寝静まった頃サンジは薬の効果が切れ目を覚ました。
部屋の間接照明が薄ら部屋を照らしており、サンジは隣を見るとベッドに肘をついて眠っているののかの姿があった。
サ「もしかして…ずっと付きっきりで?」
ののかの看病やチョッパーの薬のおかげで、昼間よりも気分は大分良く苦しさもあまり感じなくなっていた。
ベッドの片隅で気持ち良さそうに眠っているののかの姿をみたサンジは、起こさない様にそっと彼女の髪にそっと触れ優しく微笑んだ。
そしてサンジはののかの手に視線をやると、そこには何枚かの絆創膏が指に巻かれており、それを見たサンジは一瞬で何があったのか悟った。
俺の為に料理頑張ってくれたんだね。
看病までして……。
俺の為にこんなに疲れさせちまってごめんな
サ「そして…ありがとうののかちゃん」
END