第55話 お泊まりにいってきます
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「この前の事?」
突然のベンからの質問にののかは首を傾げると、ベンは大きな身体を横にしてののかの太ももに頭を乗せた。
「ベベベベンさん!?//////」
彼とは思えない行動に驚く事しか出来なかったののかは身体をどかそうとしたが、持っていた紅茶がベンにかかってしまうかもしれないと思うと、そこから動く事は出来なかった。
べ「初めて俺とあったときに言ったよな?『甘えたい時はいつでも言え』って」
「……へ?…は、はぁ//////」
べ「お頭程じゃねーけど、今は……今だけは…このままでいさせてくれねーか?」
いつも見せないであろうその表情を見て、副船長という肩書きがある故に疲労感もあるのだろうと思ったののかは、何も言わずにそっとベンの頭を撫でた。
「珍しい事もあるんですね?」
べ「お頭には黙っといてくれ」
「クスっ…解りました」
自分でも解ってる
こんなオヤジが1人の小娘に何やってるか
誰かを思う気持ちは海に出た時から捨てたとばかり思っていた。
海賊であるが故に…失うものは多々ある
だが…今だけは
今だけは…その安らぎを
END