第53話 君は弱くない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……ごめねゾロ」
ゾ「んぁ?…何がだ?」
「私のせいでこんな事になっちゃって」
ゾ「ののかのせいじゃねぇよ…あれは海軍が攻めて来たせいだ
…俺の方こそ…守ってやれなくて悪かった」
「ゾロは悪くないよ!
私を助けてくれた…すっごく嬉しかった
………でも…私は足手まといにしかなってなかった…本当とうはもっと皆の役に立ちたいの…皆と同じ舞台で…ヒクッ…戦いたいの…ヒクッ…でも…平和な所から来た私は…無力で…ヒクッ…弱くて…ヒクッ…お荷物で……いつもどこかに隠れてばっかり…」
ゾ「俺は足手まといとは思ってねぇ……持っていた武器であの海兵と戦っていたじゃねえか。
いいか?結果がどうじゃねぇ…対手に立ち向かっていく勇気があるかどうかだ。
ののかは確かに弱ぇかもしれねぇ…だが、立ち向かおうとした勇気があったなら十分に強ぇよ
…ま、ウソップよりは強ぇかもしれねぇな」
ゾロはクシャッとののかの頭をなでると、それをきいたののかの瞳からは再び涙が溢れ出し頬を濡らしていった。
ゾ「…ののか…俺はどんな事だが起こっても、ののかを必ず向かいにいく。
あのクソコックやルフィにののかを渡すきなんかねぇしな。
いつだって手を差し伸べてやる」
「ありがとうゾロ…私…まずはウソップよりも強くなるから!」
ゾ「小せぇ目標だが頑張れよ」
「うん♪……クシュン!」
ゾ「寒いか?」
「クシュン!…うん…少し寒いかも」
海で全身濡れていた事もあり、ののかはブルブルと震え時折くしゃみをしていた。
ソロは取ってきていた薪を炎の中に入れ込み火力を強くすると、先ほどまで抱きしめていた腕に力を入れ、背後からギュッと抱きしめた。
.