「ぐぁああ！！……っ…のこ女ァ！！」



”バキィ！”






「…………え？」





「「「ののか！！！！」」」






海兵は彼女を握っていた腕を大きく引っ張ると、運悪く大きな波がサニー号を揺らし、その反動でののかは船の外へと放り投げられてしまった。





あ……



これヤバいかも



このままだと…死ぬかな？




……あ…




ゾロとチョッパーの顔が見える




結局……なにも出来なかった





ごめん皆…ごめん









”ドボォン！！”






「「「「「「「「「ののか（ちゃん）！！！」」」」」」」」」





彼女が荒れる波に飲み込まれる瞬間、スローモーションの様にゆっくりと時間が流れているような感覚に包み込まれた。





ル「ゾロォ！！ののかを頼む！！！」





サ「絶対助けろよ！！くそマリモ！！！」




ゾ「任せろ！！！」






彼女の後を追うようにしてゾロも海の中へ飛び込むと、そこは思った以上に波のうねりが大きく、油断したら一瞬で海底に引きずり込まれる程だった。






ののか！！




ののかどこだ！！





頼む…頼む！！






いなくならないでくれ！！！











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