第52話 襲撃のピンチ
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私だって…
少しぐらいは役に立ちたい
ののかは船内に響く攻撃音に怯えながらも、キチンの扉をゆっくりあけて外の様子を見た。
確かにナミの言う通り海軍が攻めて来ており、甲板ではチョッパーや、フランキー、ゾロ達が荒れる天候の中必死になって戦っていた。
船内には発砲音や剣同士のぶつかり合う音が響き渡り、ののかもこれが現実なんだと痛感させられた。
”バァンっ!!”
「Σっ!!」
「ここにも一人いたぞぉ!!」
マズイ!!見つかった!!
キッチンの扉を少し開けていた事で、不運にも海兵に見つかってしまい、ののかは以前買ったスタンガンを片手にもってキッチンから甲板へと出ていた。
外に出た事で打ち付ける雨が容赦なく彼女を襲うと、ののかの身体も一瞬にしてずぶ濡れになった。
こ、こんなに海軍が…
”グィッ!”
「キャッ!!」
「女を一人捕まえたぞ!!」
チョ「ののか!!」
ゾ「クソっ!!…ののか!!」
「やっ!!離して!!いたい!」
先ほどの海兵に不覚にも捕まってしまったののかは、掴まれた腕を離そうと、必死になってもがいたが敵うはずも無く、引きずられるように連れていかれようとしていた。
私は…自分すら守れないの?
こんなにも弱いの?
また…守られるの?
そんなの
そんなの
「イヤァァァアアアア!!!!」
”バリバリバリ!!!”
ののかは持っていたスタンガンを海兵の横腹に当てると、バリバリと大きな音を立てながら電流が彼の体を駆け巡った。
「ぐぁああ!!……っ…のこ女ァ!!」
”バキィ!”
「…………え?」
「「「ののか!!!!」」」
END