第51話 嫉妬するよ男だもん
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「ありがとう」
ののかはお酒の瓶に口を付け、ゴクゴクと喉に沢山流し込んだ。
ご飯を先に食べていたので悪酔いをする事は無かったが、それでもゾロの飲むお酒はアルコール度数がそれなりに高かった為、徐々に胃の中が熱くなるのを感じていた。
「……サンジ君は悪くないよ
ーーー…悪いのは…私。
自分勝手な行動をしちゃってサンジ君を怒らせちゃったの
私……本当に最低だよ」
ゾ「…アイツの事でそんな顔すんなよ」
「…え?」
ゾ「俺ならののかにそんな泣きそうな顔はさせねぇ」
”グィっ”
”ゴトッ!”
「きゃっ!///////」
ゾロはののかの腕を自分んの方に引き寄せると、その反動で彼女が持っていたお酒の瓶が床へと落ちると、中に残っていた液体も床を濡らしていった。
しかし、ゾロはそんな事おかまい無しにののかの小さな身体を自分の腕の中にスッポリと収めた。
「……え~っと……ゾロ…酔ってる?/////」
ゾ「さぁな…酔ってるのかもな。
…でも、酔ってなくても俺はののかの事を抱きしめていた。
……ったく…んな泣きそうな顔する位なら、さっさと仲直りしてこい。
今ならもうあのクソコックだけしかいねーと思うからよ」
「ゾ…ロ」
ゾ「言っておくが、ののかとクソコックの仲を取持とうって事じゃねぇからな!
好きな女の悲しそうな顔を見るのが嫌なだけだ。
それと他の奴等も気付かねぇフリをして、けっこう気ぃ使ってるんだぞ」
「…え∪バレてたんだ?∪」
ゾ「当たり前だバカ」
「なんか申し訳ない事しちゃったな」
ゾ「そう思うなら、さっさと行って謝ってこい」
ゾロは抱きしめていた腕を緩め、彼女の頭をクシャッと撫でると、そのままキッチンの方を指差した。
ののかも先ほどの泣きそうな表情から優しい笑みを浮かべると、ゾロに一言お礼を言ってサンジがいるキッチンへ走っていった。
ロ「お姫様の後押しなんて珍しいのね」
ナ「ほんと♪珍しいもんみちゃったv」
ゾ「Σなっ!!いたのかよ!?//////」
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