第26話 あれから2年後
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ルフィ達が自分たちの世界に戻って、あれから2年という月日が流れていった。
ののかも今年で高校3年生という受験生になり、2年前に比べて18歳になった今、すっかり大人びて綺麗な女子高生になっていた。
家族を失いルフィ達と別れてからというものの、最初のうちは淋しくて泣き出してしまいそうな時が暫く続いていたが、時がその寂しさを忘れさせてくれた。
「お父さん、お母さん、お兄ちゃん行ってくるね!
あ、それとルフィ、エース、シャンクスさん…
行ってきます♪」
遺影代わりに飾られている家族写真に「いってきます」と挨拶をすると、その隣にはルフィ達のポスターも一緒に飾られており、ののかはポスターに向かって元気よく挨拶をした。
「あ!ヤバい!!遅刻する∪」
時計を見れば登校する時間は既に過ぎており、ののかはバタバタと家を出て行った。
そのとき彼女の首、腕、指には彼等が2年前にこの世界にいたという3つの【証】が身につけられており、綺麗に輝いていた。
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「おはよう!ののか」
「あ、おはよう梨美亜♪」
ギリギリチャイムが鳴る前に教室へと入って来ると、ののかの姿を見つけた友人の梨美亜は挨拶をしてきた。
親友という事もあり家族を失ってから今日までののかの事を家族のように支えてきた梨美亜は、どんなときでも常に彼女の事を考えておりののか自身も梨美亜の存在はとても大きかった。
「ねぇ!ののか知ってた!?」
「ん?何が?」
「今日新任の先生がくるんだって♪」
「今の時期に新任?
普通は新学期とかに来るもんじゃないの?
何かズレてるわね?」
「細かい事は気にしないの!
それに時期の問題じゃ無いんだから」
「じゃあ何が問題なのよ」
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