Children in Time
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ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
書ききれなかったこと、思うように書けなかったこと……数えたらキリがないけれど、これが今の私の限界だ!と諦め30%、誇らしさ15%、残りの55%は脱力感といった心境です。
飽き性で怠け癖のある私がこうして完結できたのも、ひとえに読者の皆さまのお陰だということを何より実感しています。自分が好きで書いているとはいえ、自分のためだけに手の込んだ料理を作るか?といわれれば難しい部分もあり……反応をくださる方々の存在があったから、モチベーションに繋がったのだと思います。
話自体もけっこう長くて、きっと全部読むのは大変でしたよね。
原作沿いといっても一緒に行動してるわけじゃないので、最初はさくっとした中編になるはずだったんですが、1話あたりの文字数がどんどん長くなってしまって……全部で10万字は超えていると思います。それなのに最後までお付き合いいただけるなんて、本当に感謝しかありません。
心優しいFF8好きorゼル好きの皆さまに、何かとてつもなく良いことが起こりますように……!
実は長いお話を完結させたのが初めてで、つまりあとがきなんてものを書くのも初めてで、何を書けばいいかかなり戸惑っているのですけど、この際なので思ったこととか色々お話させていただけたらと思っています。
かなり長いため読まなくて全然大丈夫なので、お忙しい方はスルーしてくださいませ〜!
※↓↓ここから長くてしょうもない話↓↓※
元々は、ゲーム内で「体調さえ良ければ受かってた(うろ覚え)」みたいなことを言ってるモブがいて、試験に受からなかった子は次の試験までどう過ごすんだろう?という妄想から生まれたお話でした。
タイトルはとある名曲からお借りしたのですが、戦いに関する曲であったことと「善と悪の間に引かれた線」というような歌詞があり、FF8っぽいなあと思って(善い奴と悪い奴がいるわけじゃない。敵と、敵じゃない奴がいるだけだ)少し変えて採用しました。
タイトルを考えるのが苦手でいつも頭を抱えているのですが、これに関しては珍しく気に入ってます(パクリですけど……)。
CERO:Bの世界では、死はあまり生々しくは描かれない。ガルバディア兵を撃っても斬りつけても血は流れないし、倒してもボンって消えるだけ。
だけどそれは表現がソフトなだけであって、本来は命のやり取りがあって、名のない兵士にも人生があるし家族もいる。そう思います。
そんな過酷な世界に少年少女たちが身を置いている……ディンお母さんの気持ちを考えると、なんとも心配で胸が痛くなる話です。
ゼルがお相手なので、恋愛要素は比較的さっぱりさせたいなと思って書きました。自分の悪いクセで彼をつい神聖視してしまうというか、いつまでもピュアであって欲しいという願望なのかもしれません。
むしろくっつかなくてもいいのかな(主人公は失恋するけど、恋より尊いものを手に入れる的な)と最後の方まで悩んでたんですが、やっぱり夢小説ですし(?)応援してくださっている方もいると思うので、こういった終わり方になりました。
とはいえ世間一般のいわゆる恋人同士とは一味違った関係性にはなるのかも。でも、この二人だからこそ築ける関係性があるのかな、そうだったらいいな、と想像しています。
凸凹コンビが好きなので、主人公はゼルと対照的に。武器はレンジのあるもの、サポートタイプ、几帳面で慎重派。あとは考え過ぎて身動き取れなくなる、でも一度目標を決めたら強い、などと肉付けしていきました。
私自身はコツコツ頑張るのが苦手なので、日々着実に努力できる人というのは憧れの人物像でもあるのかもしれません。
物心ついた頃からガーデンにいたから戦う以外の生き方を知らない。当たり前のこと過ぎて戦う意味なんて考えたことなかった。そういう子はけっこう多いのかなという気がします。
「あんたもバトル野郎か」。つまりはそういうことなんだと思います。主人公も街で見かければ普通の女の子だと思うけれど、実際は好きな子を励ますために訓練に誘ったり、ガルバディア兵の顔面を素手で粉砕する程度にはバトル野郎です。でも、そんな人たちにも大切なものや想い、葛藤があるのだと、そういうことを書きたかった、はず……。
なので、本質的にはfeat.アーヴァインなのかも(作中にはほとんど登場しませんが……)。
個人的に気に入っているのはコンサートのシーン。本番前のゼルとのやりとりと、何よりセルフィをちゃんと泣かせてあげたいという一心で。
セルフィ、実はパーティー内で一番イケメンなのでは?と思っていて。ミサイルの一件の時ですら気丈に振る舞っていた彼女だからこそ、どこかで本心を曝け出せたらいいなと……本編では最後まで弱さを見せなかったかもしれないし、結局は私の勝手なおせっかいなんですけどね。
コンサートといえば、本番前にゼルが何かを言いかけて、でも時間が来ちゃって……っていう場面があるんですよね。最終話あたりでその答え合わせをするつもりだったのですが、ボツになりました。
たぶん「今一緒に居られる瞬間を大切にしたい」的なありふれた台詞だったんじゃないかと思っていますが、あえて口にしなくても「元気出して欲しいだけ」「一緒に訓練行ったりメシ食ったりしたいだけ」と言った時点で、根っこにある気持ちは二人とも共通しているような気がしたので。
そうやって永久に消えてしまう言葉って現実にはたくさんありますしね。この先ふとした時に思い出して、「あの時なんて言おうとしたの?」なんて会話をすることもあるのかもしれませんけどね。
そうそう、このお話を書くにあたって最も意気込んだことは、ゼルをとにかくかわいく書く!ということでした。
ゼルに限った話ではないのですが、FF8のキャラって、本当にギャップの宝庫なんですよね。暴れん坊と呼ばれているけど繊細なところもあってきれい好き、家族思い、物知り、機械に強い、手先が器用、案外ビビり……などなど。あとは結構ドライというか、シビアな部分もあったり(行けと言われれば行くぜ、たとえそれが勝ち目のない戦場でもな)。
口調も乱暴なのかなと思いきや、幼くてかわいらしい部分もあって。戦闘不能時のコテン、って倒れ方とか、シャンデリア落下時のコケ方とか、単なるやんちゃキャラに収まりきらない魅力がありますよね。
途中でむしろこれゼルがヒロインなんじゃないかなと思い始めて……個人的にはそれででいいかなという気持ちではあるんですけどね、ふふ。
ガルバディアガーデンの射撃訓練場のシーンも、正直に言うと「癖」から生まれたようなもので。
普段その身ひとつで戦うゼルだけど、だからこそ(だからこそ?)武器を持つ姿にグッと来ませんか。銃以外だとナイフとか、棒術なんかもいいかも。ガンブレードは……あんまり似合いそうにないな笑。訓練受けてるので基本的なものは一通り扱えると思うんですよね。機会があったら書きたいな。
続編のようなものも、ネタさえ浮かべば書きたいです。
主人公が正式にSeeDになったらバディとしての活躍ももっと書きたいし、もしサイファーがガーデンに戻ってくるなら同期かな、とか(戻ってこれるのか?)女の子たちとも色々お話させたいです。
三つ編みの図書委員ちゃんには、創作とはいえ損な役割をさせてしまいました。ニルスとかはまあ、オリジナルのキャラクターなので多少不憫でもそこまで胸は痛まないんですが……まあ、何を語っても言い訳めいてしまうのでこの辺で。
短編で書きたいネタがまだいくつかあるので、別のお話でもお会いできたら嬉しいです。それではまた!
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