『アカギ』 赤木しげる(青年)
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まだ夏には届かない、暑さだけが先走ったある日。
youがアカギの前に2本のアイスを差し出した。
「アカギさん、チョコとバニラ……どっちがいいですか?」
Melt Cream
「じゃあ……バニラ。」
さして何も迷うことなくyouの手から白い棒を引き抜いた。
「じゃあ私はチョコ~!」
まるで始めからそれが食べたかったかのような笑顔で、アイスの封を空けるyou。
早速口に含み、その味と効果に感嘆する。
「冷たーい!でもおいし!」
マイナス温度のアイスを少しずつ溶かすため、ペロペロと上から舐める。
アカギはじーっとそれを眺めていたのだが……
「そろそろいいかな?」
「?」
そう呟いた後、youはガリッとアイスを噛んだ…。
youの肩を掴んで、何故かムスっとしたような顔ををするアカギ。
通常よりも低い声で彼は言った。
「歯は……歯は立てるな。」
「え?」
「歯を立てたら駄目だ。」
「いきなり何で!?」
「何ででもだ。」
「ええぇ!!?」
アカギの何とも理不尽な命令に不平……というよりは寧ろ、驚きの反応を見せるyou…。
目を丸くさせてアカギを見た。
「理由、教えてくれないんですか?」
「………そのうち、な。」
「…変なアカギさんーん。」
「ククッ……。」
何だかんだ言いつつも、ちゃんとアカギの指示に従ってアイスを舐め始めたyou。
しかしまさか「自分のモノを咥えたり舐めたりしているように見えるから、アイスを噛むな」
と言ったなどとは正直、今の状況では言えないアカギであった。
そして、ふとyouの目に入ったアカギのバニラアイス。
「それ」に起こった現象に、違った意味で再び彼女は驚いた。
「あっ!アカギさん、バニラアイス……溶けてきちゃってますよ!」
「知ってる。大分前から手がべとべとしてる……。」
しれっと答えるアカギに少し唖然としたものの、すぐさま再度アイスに注目した。
「あぁっ!また垂れてきてる!勿体なーい!」
そう叫んで、youは突然アカギの手を取り……
彼の持つ食べかけのバニラアイスを自分の口に持っていった。
とりあえず今にも手に垂れ落ちそうな溶解したバニラをペロペロと舐め上げた。
先程のチョコアイスの件のせいで、この行為も何だかいやらしいものに思えてくるアカギ…。
そう、まるで自分の出した白濁液を舌で拭い取っているような…
ぼんやりとそんなことを考えていると、youがアイスから口を離した。
「んっ……応急処置です。」
ペロリと唇を一舐めして、上目遣いでアカギに笑い掛けた。
「アカギさん?」
「……ちょっともう…流石に限界かな……。」
「何が………っきゃ!!?」
youの世界はグラリと揺らぎ、気付けば天井をバックにアカギの顔が自分を覗き込んでいた。
何が起こったのかイマイチ理解できずに困惑していたyouだが……
次に発されたアカギの言葉でチョコアイスの一件以降の全てをハッキリと理解した。
「…俺のも舐めてほしくなった。」
「っ……アカギさん、それ下品だよぉ///」
「そう?」と、口角を上げてニヤリと笑い…
ベタついた手をスカートへと差し入れた。
なんて卑猥な想像力!
(ね、ねぇアカギさん、その前にアイス食べ終えて手を洗わないと…)
(いい。これ、今から使うから。)
(ちょ、それ何プレイ!!?)
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