『アカギ』 赤木しげる(青年)
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背が高いところとか
無口でクールなところとか
顔立ちが整ってるところとか
凄く強いとこととか・・・
色々理由はありますが
カッコイイ理由
「一番の理由はその優しさにあると思います!!」
「何の話…。」
「あっ!アカギさん!」
「唐突に何を…?」
アカギがそう尋ねるのも無理はない。
なぜならば、youはアカギと向かい合ってお茶を啜っている最中、
いきなり挙手をしたかと思えば、今の「一番の理由…」と、のたまったのだから。
「おおっ!そういえば勝手に頭の中で質疑応答を繰り返していました!」
「ふーん…器用だね。」
「でも言葉にしてしまうあたりがまだまだ…精進が足りませんでした!」
「そ。じゃぁ、今度から頑張って。」
「分かりました!!」
大きく頷き、まだ温かいお茶に口付ける…。
そして、ちゃぶ台に置いた煎餅をyouがバリバリ食べ始めると、
アカギがお茶をズッ…と啜った後に口を開いた。
「それで…何の質疑応答だったの?」
「質疑応答というか…自問自答というか…。」
「うん。」
「アカギさんがカッコイイ理由について、考えていました!」
「・・・これはこれは…どうも。」
「はい…わたし、それはもうアカギさんのことが好きなので。」
「フフ…そういうの素で言うyouのこと、オレは好きだよ。」
「うわ…うわー//光栄です//」
頬を赤らめてちょっとだけ自分の世界に浸るyou。
「それで?」というアカギの言葉にハッと我に返るのだった。
「答えはさっきの「優しいとこ」?」
「はい!」
「・・・この煎餅腐ってた?」
「変なの食べたりしてないですよ!素直にそう思ったの!」
「じゃぁ素で頭おかしいんだね…youって…。」
「そんな残念そうな顔して私を見ないで下さいッツ!!//」
アカギにしてはとても珍しい…哀れむような目でyouをじーっと見る。
youはというと、プリプリ怒りながら
持っていた湯のみをちゃぶ台にドンッと置いて語り始めた。
「そりゃ、背が高いところとか!無口でクールなところとか!顔立ちが整ってるところとか!凄く強いとこととか!色々理由はありますが!!」
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
アカギの言葉にペコリと軽く頭を下げ、すぐに上げた。
話の腰をちょっと折られた気分だが、そうならないためにもyouは言葉を続けていく…。
「それで!考えた末辿り着いた一番の理由は「優しさ」だったのです!」
「あらら…。」
「だから、そんな残念そうな顔して私を見ないで下さいッツ!!//」
再び不機嫌になりながらも、その理由を告げるべく口を開く…。
「アカギさんの半分はやさしさでできています…。」
「できてない。」
「まぁ、今のは冗談として…。」
「つまらない冗談ばっかり言ってると昼間から犯すぞ。」
「嫌です!」
「はい、じゃぁ、どうぞ、続けて。」
「えっと…半分は大袈裟ですが、両手いっぱいくらい、やさしいです。」
「それって・・・。」
あまり優しくないんじゃ…という言葉がアカギの頭を過ったが、
それに相反してyouが嬉しそうに笑っているので、その続きを待ってみることにする。
案の定、youは「両手いっぱい」の説明をし始めた。
「アカギさんの手は…とってもあったかいと思うんです。」
「そうか?」
「はい!その手でいつも頭を撫でられると、凄く心地よいんです、私。」
「へェ。」
「そして両手でぎゅーって抱きしめてもらうと、凄くあったかくなるんです。」
「へェ。」
「優しい気持ちになれるんです。」
「・・・。」
「だから、それはアカギさんの優しいところが、伝わってくるんじゃないかなーって、思ったのです!」
「ふーん…。」
「素っ気無いなぁ。」
「いや…嬉しいよ。」
「ほんとですかぁ…?」
「フフ…youに優しくできてるんだなって思えて、嬉しいよ。」
「う…あ…ああ…!」
「?」
「わぁあああ!///」
顔を段々と赤く染めていったかと思えば、ダッシュでアカギから離れて逃げていったyou。
アカギはというと、目を点にしてyouが逃げていった先のトイレを見つめていた。
「you…?」
「いやー!ダメです!近づいてはいけません!」
「なんで。」
「ば…バクハツします!!」
「なにが。」
トイレのドアから聞こえる、くぐもった声に、アカギが尋ねれば、
更に消え入るような、震えた声でyouの言葉が耳に届いた。
「わ……わたしの心臓が///」
答えるや否や、鍵を掛けず、ただ閉じられていただけのドアがバン!と開く。
ドアに背を預けていたyouが後ろによろけ…
そしてそこにあったアカギの手に支えられた。
「な…ないすキャッチ//」
「どういたしまして。」
「っ…//」
「爆発しそう?」
「しそう//」
「しちゃいなよ。」
「なっ…んっ!///」
言葉が途絶えたのは頭上から降ってきたアカギの唇がyouの口を塞いだため。
そっと離されて、逆さに視線が合わさる…。
「アカギさんこそ…変なもの食べたでしょ//」
「食べてない。」
「だって、何か凄く優しいもん!//」
「オレが優しいって言ったの、youだろ。」
「だけど…だけど!//」
「フフ…。」
言い返してくるアカギに対し、youが言葉を言いよどんでいると、ふいにアカギが妖艶な笑みを浮かべた。
「それじゃ、行こっか。」
「ど、どこに??」
「布団の中に。」
「何故!!ほわぃ!?!!」
「ああ…それは…。」
youの質問に軽く頷き、彼女の身体を反転させる。
向かい合って、逃げられないようにしっかりとyouの肩を掴み、耳元で低音の声を響かせた…。
優しくシてあげる。
アカギ
(you、大変だ。)
you
(アカギさん、大変ならもっと大変そうな言い方してください…。)
アカギ
(まぁまぁ…。)
you
(それで…どうしたんですか??)
アカギ
(この煎餅賞味期限切れだった。)
you
(ぅわぉ!)
アカギ
(フフ…。)
you
(アカギさん……煎餅の所為だと思いますか?)
アカギ
(思わねェな……youは?)
you
(思いませんね…。)
words from:yu-a
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