『アカギ』 赤木しげる(青年)
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「ハロウィン?」
「そう、まぁ~外国でいうお盆みたいなもんでしょうか…ちょっと違うけど。」
そんな雑学を彼に教えるのではなかった…。
これから彼女はそう後悔することになる…。
Halloween-Werewolf
「10月の31日、この日は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていたのです。
そんな者達から身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた……それがハロウィンの始まりらしいのですよ。」
「ふーん…興味ないけど。」
「今では大分意味合いや風習が変わってきて、魔女やお化けとか…何でもアリな衣装で仮装した子供達が
『Trick or treat!!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)』って、近くの家を1軒ずつ訪ねて回ったりするくらいらしんですけどね。」
「何?youもお菓子が欲しいの?」
「そ、そんなんじゃないです。」
「ま、日本には盆があるんだ、そんな風習が日本に渡ることはないだろ。」
「そうですけど……でも、楽しそうじゃないですか?」
「ホラ、やっぱり菓子が……。」
「違います!!」
珍しくアカギがアハハと笑うので、悔しいが嬉しくなるyouなのであった…。
ふと、思い出したようにyouが目を輝かせてアカギに迫る。
「私、ハロウィンがもし日本にあったらアカギさんにピッタリなのを思いついた!」
「何…?」
「海外でもメジャーなんですよ~。」
「で、それは何?」
「ハイ、狼男(ウェアウルフ)です!銀狼の!!」
「・・・・。」
「耳とか付けて、フワフワの毛で……うん、絶対いい。」
「うんうん」と…揺ぎ無く頷くyou。
アカギはそんな彼女を暫くじーっと見ていたが…
次第にその口元はニヤリと弧を描きはじめた…。
「you。」
「はひ?」
「今日は何日?」
「10月31日ですけど?」
「ハロウィンの夜?」
「はい、ハロウィンの夜。」
youはコクン、と頷く。
間違ってはいないのだから当然だ。
そして…
「オレは誰?」
「赤木しげる?」
「銀狼?」
「……です、ね?」
何も確信的な事は言われていない…。
だが、予感というものはあるもので…
youの額に嫌な汗がじんわり浮かぶ…。
その予想通り、アカギはじりじりとyouを壁際に追いやっていく。
「オオカミの好物は可愛い女の子って…相場が決まってるよね。」
「イヤだなぁ、アカギさん……それは童話の中の話で…。」
「じゃぁさ……オレが今youに『Trick or treat?』って聞いたらお前、菓子くれんの?」
「そ、れ、は…。」
「身を捧げるしかないんじゃない?ね、赤ずきんに扮したyouちゃん?」
「ち、違うから!何にも仮装なんてしてないですから…っ?!」
問答無用で口付けた後、至近距離で不敵に笑ってこう言った。
「悪戯決定、だな。」
選択肢なんて元から無い!!
(外国には美味しい風習があるんだな。)
(オイシイの意味が違いますから!)
(ま、こんなことするのはyouだからだし…。)
(当たり前です!!)
(それに、youは何の仮装しなくても可愛いから。)
(……またそんな反則技を…ッツ!!)
(フフ…)
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