『アカギ』 赤木しげる(青年)
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「見てみて、アカギさん!」
Bubble Bath Love
「何だ、それ?」
「ばぶるばすそーす!です!」
「………?」
「洋画とかによく出てくる、泡風呂……の素、です!」
「へー。」
「ちょっと小洒落た感じでしょ?見つけたら、使ってみたくなったのです!」
「ふーん。」
「………物凄く興味なさ気ですね!」
先ほどから話半分にしか聞いてなさそうなアカギに
youが頬を膨らませて物申した。
「そんなこと無いよ。」
「ホントですかぁ??」
「ホントホント…今日は久しぶりにyouと一緒に風呂に入れるなぁとか思って、嬉しいよ。」
「要するに『風呂』という単語しか耳に入ってないんですね。」
はぁ~っと盛大に溜息を吐きながら、youは「もういいです」と言った。
立ち上がり、後ろを向いて食事の準備に入ろうとする彼女の服の袖を掴んで制止させたアカギ。
口の端をニヤリと吊り上げた。
「メシより先に風呂な。『バブルバスソース』使ってみたいだろ?」
「っ……うん!!」
ちゃんと彼女の話を聞いていたのだと、納得させる。
それが嬉しくて途端に笑顔になるyou。
そこがやはり狡猾というか……。
否、youの扱いを心得ているというのだろう。
実際、youは「タオルとか準備するから先に入ってて!」と
アカギにバブルバスソースを渡し、
部屋と風呂場を嬉しそうにパタパタと走り始めた。
「クク……可愛いヤツ。」
含み笑いを一つして、風呂場に向かう。
少しお湯を張った後、ソースを全て湯の中に入れた。
湯の量が増すにつれ、泡もどんどん増えていく。
アカギは興味深そうにそれを見つめて呟いた。
「面白い…。」
「プっ……!」
「ん?」
アカギが振り向くと、そこにはガラス越しにyouの姿があった。
どうやら呟いた独り言が風呂場に響き、彼女に聞こえたようだ。
「ごめんなさーい、何かアカギさんが可愛くて。」
「……そりゃどうも。」
「じゃ、私もお邪魔しまーす!」
言葉と同時に風呂場の扉が開き、youが入ってくる。
ハンドタオルで前を隠しているのが気に入らなかったようだ。
アカギはすぐさまそれを剥ぎ取り、彼女を身一つにした。
「いらないだろ、これ。」
「まぁ……そうだけど…。」
「大丈夫大丈夫……今はまだ…安心していいよ。」
「安心できるかぁッツ!!」
そう一喝し、アカギを無視して湯に浸かるyou。
アカギも「あらら」と苦笑しつつ、湯を掛けて彼女の横に入る。
流石に2人で入るにはバスタブが狭く、ぴったりと密着する形になる。
「アカギさん、狭いです。」
「you、お前少し太ったろ。」
「言うに事欠いてソレですか!」
「ホラ、このへんとか?」
「ゃっ…!!」
アカギはクスクス笑いながらyouの横腹を摘む。
泡風呂の滑りの良いお湯が触感を敏感にしている為、
youはあまりのくすぐったさに手足をバタつかせた。
その衝撃で飛び散った泡が床や壁、扉…更にはアカギやyou自身の頭に付着する。
どうやらアカギの場合は頭だけでなく顔にも湯と泡が掛かったよう…。
隣から彼女を呼ぶ低い声が響いた…。
「you……。」
「ごめんなさ~い……でもでも、アカギさんが!」
「覚悟はいいだろうな?」
「ちょ……ごめんなさ……ぃっやぁーー!!」
情事後、その内容の一部始終を振り返った時…
泡風呂の危険さを身にしみて感じたyou。
二度と購入すまいと心に決めたのだった…。
きっと外人さんって破廉恥なんだ!と。
(ただいま。)
(アカギさん!おかえりなさーい!)
(これ、お土産。)
(わぁい!何かなぁ、何かな?)
(『バブルバスソース』)
(すわっ!!!)
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