誘惑しないでアカギさん!
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「うぅん……ぁ、わたしは月見でぇ…。」
「・・・。」
休日ということで、もうすぐお昼に差し掛かるような時間まで惰眠を貪っている最中のyou…。
と、それをじーっと見つめる悪魔…。
誘惑しないでアカギさん!
temptation:06
「んふ…………おいしぃー…。」
「ブフッ…!!!」
「へ…。」
何やら幸せそうな夢を見ているであろう寝言を呟く彼女を至近距離で眺めるのは
昨夜から彼女の家に居候することとなった夢魔のアカギ。
寝言の内容を聞いてアカギが思わず吹き出すと、その音に反応し、薄っすらとyouの目が開く…。
「ん…。」
「あ、起きた。」
「!!」
ガバっと飛び起き、ベッドサイドの壁際まで引き下がってアカギから距離を取るyou。
「な、な!」
「おはよう。」
「おはっ……!?」
「ぼちぼち昼になるから、おはようっていうか、おそよう…って感じだけどな。」
「何で…ここに!」
「何、昨日のこと覚えてないの?」
「そうじゃなくて…それは覚えてますけど…!」
「ああそう……ならいいや、じゃあ早く起きてよ、リビングで待ってる。待ちくたびれた。」
「・・・。」
「うどんだか蕎麦だか知らないけど、自分だけ飯食ってないでオレにも食わせてよ。」
「はい…?」
「(あれだけ盛大に寝言言って夢ん中で月見何とか食ってたのに覚えてねェのか…。)」
つい今しがたの夢の内容も全く覚えていない様子のyouに呆れた顔をして溜息を吐いた後、アカギは無言で部屋を出て行った…。
部屋に残されたyouは呆けた顔で「何の話…?」と呟いたのち、
のろのろとベッドから降りて、ようやく朝の準備を始める…。
着替えて顔を洗い、出掛ける為のメイクを済ませてリビングのアカギへ声を掛けると、
暫しの時間の間に彼はリビングのソファの上でぐったりと項垂れていた…。
「え、あ、アカギ…さん?だ、大丈夫ですか?!」
「ぅ……だいじょばない…。」
「具合悪いとか…病院じゃないよね…やっぱり。」
「生気不足で死にそう……。」
「はわわ。」
「約束、守って……。」
「う…っ…。」
こんなにも弱り切っているのであれば、それこそ彼の依頼を無視してその場から逃げるなり何なりすれば
この男は生気不足で死に至り、自分は命の保証をされるのではないか…と、僅かにそんな考えが過ぎる…。
「(ただ…その場合…。)」
そう、リスクもある。
生気不足ではあるものの、動くことさえできれば、彼はどこかで美味しくはない食事を何とか摂る事で復活できるため、
その報復で約束を反故にした自分を殺しにくるだろう…。
何より…。
「っ…you……?」
「ああもう…!」
根本がお人好しである彼女には、悪魔であっても目の前で弱っている人(ではないのだが)を放っておけない体質だった…。
ソファで横たわるアカギを支えるようにして起こして、顔を突き合わせる…。
「…食べていい…?」
「そういう言い方やめませんか…何か家畜認定されてるみたいでイヤです…。」
実際そんな風に思っているのだろうな…と思いつつも、
尊厳を保ちたいのだ…と、youは不服そうな顔をしてアカギにそう告げた。
「ん……悪ィ……分かった……キスしていいか?」
「…分かりました…。」
「じゃぁさ、悪いんだけど…十字架外してくんない?」
「え、それはちょっと!防衛できなくなるし…!!」
「じゃあ足首にでも付けてよ……今は視界に入るだけでしんどい。」
「うう……わ、分かりました。」
弱り目に祟り目状態だから、と…。
アカギの言葉に渋りながらもyouは十字架のペンダントを首から外すと、何度か折り返して足首へと装着、男へと向き直った。
「これでいいですか…?」
「助かる……もういいか?いいよな、とっくに限界迎えてるからね、じゃ、いただきます。」
「!」
アカギはyouの両腕をしっかりと掴むと、顔を斜めに向けてちゅ…と軽くキスを落とす…。
約束の条件としてキスの回数に制限は設けないとしているため、
そこから何度か啄むように小さなキスを繰り返す…。
ちゅ、ちゅ…と、敢えてリップ音を立ててキスを続ければ、
恥ずかしさが沸き上がってきたyouが少し身じろいで距離を置こうとするので、
それを阻止するようにアカギが彼女の両頬に手を添えて顔を固定させる…。
そうして逃げられなくなったところで、唇をこじ開けるようにしてアカギの舌が侵入を果たした。
啄むようなキスは深く口内を潜行するようなものへと変わり、
大いにyouを戸惑わせたものの、次第にそれが心地良くなり、思わず目を閉じてしまう…。
「ん…っ……!」
「はぁ……you…。」
「は…っ……はぁ…。」
「まだ足りない……ちょっと甘いくらいじゃ…全然足りない……もっと、もっとちょうだい…。」
「んは…ぁ、ゃ……ちょ…まっ……んんっ!!」
ソファの上に座ってキスをしていた体制が崩れる…。
物欲しそうな表情でyouを見つめると、アカギは彼女の身体をゆっくりとソファへと押し倒した。
抵抗したいところではあったが、正直心地良さで身体に力が入らず、成すがままにされてしまう…。
ソファの座席部分に背を預け、天井を背景にしたアカギに見下ろされるyou…。
「約束だからね、最後までは致さないけど……身体は触るよ……。」
「っ…!」
そう言うと、大きな手でyouの胸を服の上から鷲掴み、やわやわと揉み始めるアカギ…。
カッと顔を赤くする彼女の羞恥心や怒りの意識を逸らす為、アカギは再びキスを落とす…。
口内を蹂躙しながら、動かす手を止めずに胸を揉みしだくので、呼吸の合間にyouの唇から小さく甘い声が漏れ出てきた…。
「ぁっ……ん…っ……はぁ…!」
「ん………感じてるの……分かる、いいよ…アンタやっぱり凄く美味い……。」
「ふ、ぁ……っ!」
「you…。」
恍惚の表情で彼女を見下ろし、その後も口内を蹂躙し、身体を弄り、
好き勝手に暴れて彼女に快楽をもたらすアカギ…。
とうとう、彼女の下腹部…ショーツにまで手を這わせたところで、
youの意識が現実へとハッと引き戻されて、全力でアカギの身体を押し返した。
「はぁっ…はぁっ…!」
「あらら…。」
「そ、それ以上は……ダメ…っ!」
「ケチ…。」
「っも、もう……ちゃんと動けてるじゃないですか……っ!」
「あー…まぁ…でも、今のじゃ精々ミニサイズの即席麺食ったくらい……ちょうど朝食の量って感じだな。」
「…っはぁ……い、今のでそのくらい…?」
「ただ、相性なのか何なのか…凄く良質な気がする。」
「他の方の味が美味しくないからじゃないんですか?」
「どうだろ……味云々とは別な気がするけどな……。」
「ひ、ひとまず動けそうってことでいいんですね……?」
「うん、動けそう。ストップ掛けずに下まで弄れたらカップ麺くらいか…?」
「何故インスタント麺で譬える…。」
「分かりやすいかと思って。」
「いや、分かりやすいですけど…。」
「それ以上のことができれば、しっかりした定食食えたな…って満足できるんだけどな…。」
「貴方は今日からジリ貧の貧乏学生です、そう認識してください。」
「ケチ!」
「ケチで結構!」
こちとら自分の貞操が懸かっとるんじゃ!と、アカギのジト目に怯まず、睨み返すyou。
しかし…。
「まぁ、あとほんの2、30分程で今度は昼食の時間がやってくるんだけどね。」
「あ……悪魔ぁあ!!」
「だから悪魔なんだって。」
それもそうでした…と、現在の時刻と目の前の悪魔であるアカギを何度か交互に見て
ガックリと項垂れるyouなのであった…。
精神(主に理性)がしんどいです!!!
words from:yu-a
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