君子殉凶キミに恋する / トリップ
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ここまで意気消沈する三成さんを
わたしは初めて見ました…
RSP!
「何故だ…ッツ!!何故…勝てない…ッツ?!!」
「わっほーい!」
がっくりと、大袈裟に(いや、彼にとっては本気の動作なのだろうが…)
畳みの上にガックリと崩れ落ちたのは豊臣軍きっての才ある武将、石田三成。
その正面でキャッキャと喜んでいるのは、事情は定かではないが
現実世界よりこの時代にトリップ中のyou。
「刑部………嘘だと…嘘だと言ってくれ…!!」
「我は己が目で見た物事しか伝えられぬ故。」
「・・・。」
「我には、今のでぬしの十(とお)と九つの負け越しが決まったように見えた。」
「・・・。」
youの横で2人の勝負を見ていた大谷は悪びれもせずに、
それはそれはあっさりと…三成の言葉を一刀両断した。
「あと1回で三成さんと城下町デートだーい!」
「くッ……私には貴様と戯れている暇など無いッツ!」
「あっ、三成さんの嘘吐き!じゃんけん20回連続で勝ったら絶対一緒に出掛けてくれるって約束したのに!!」
「知らん。」
「幻滅です……三成さんのこと、信じてたのに。」
「・・・ぅっ…。」
「一度交わした約束をあっさり破る人なんですね…。」
「・・・っ~…。」
「秀吉さんの左腕なのにねぇ。」
「例え窮地に立たされようとも裏切りはせん!その勝負受けて立とう。」
秀吉…という単語が出た途端、掌を返したように態度が変わる三成…。
youと大谷は顔を見合わせ、やれやれと溜息をつくのであった…。
そして・・・
「やたーーー!!」
「おおおおおのれこの掌めぇええ!!鋏などに切られおってからにぃいい!!!」
「怖ッツ!負けた反応予想以上に怖ッツ!」
要するに三成がパーを出し、youはチョキを出し…。
結果的にyouがパーフェクトな20連勝を飾ることとなった。
悔しさが未だに拭いきれない三成は手の甲を思いっきり畳に打ち付けている。
「み、三成さん…手が擦り切れちゃいますよ…。」
「黙れ…石を砕けぬ鋏の分際で…。」
「(相当根に持ってるよ!!)」
「武芸の勝負ならyou如き確実に軽く斬滅できるというのに…!!」
「はひぃいい!?」
ジャンケン勝負がトラウマにならんばかりの感想をぽそりと呟く三成…。
そんな、たかが子どもの遊びに恐ろしい言葉をブツブツ呟く彼に若干引き気味のyouとは裏腹に、
大谷は肩を震わせ、苦しそうに笑いを堪えているようだ…。
「フヒヒ…み、三成よ…して、約束は守るのか?」
「守るわけな……い……とは言えんだろう、や、約束…なのだから。」
「ヒヒ…ヒヒッ!!//」
また秀吉の名を出されては適わない、と…。
三成はぶすくれた顔で取り繕うように約束を遵守するという宣言を放った。
そんなこんなで、約束を無下にできなかった三成はyouと共に城下へ行く事となり…。
・
・
・
・
「わぁー!城下ですっ!」
「城下だな。」
「嬉しいなぁ…。」
「では帰るか。」
「ちょっと待てぇいッツ!!」
くるりと踵を返して城へ戻ろうとする三成の腕を掴んで阻止するyou…。
大きく頬を膨らませて、じろりと三成を睨む…。
「・・・何だ。」
「何だ、じゃないですよ!まだ町に踏み込んでもいないのに!!」
「踏み込めばいいのか?」
「そうじゃないでしょ!!」
怒れるyouは三成の腕をぐい、と引っ張り城下町へと無理矢理連れていったのだが、
それからも、ああ言えばこう言う…と言った感じに、三成は何かとyouの言葉に反発するような態度を取ってくる。
最終的にはyouの方が根負けして、わずか1時間程城下を歩いただけで
20連勝の末に勝ち取ったデートは終了となってしまった。
(それから城へ帰還後…未だ怒り冷めやらないyouの膨れっ面と不機嫌極まりない三成の顔を見て
酸欠になるまでの大谷の盛大な引き笑いが城に響いたというのは別の話)
・
・
・
「それでぬしらは一刻満たぬうちに帰ってきたと?」
「三成さん本気で冷たいんだもん……たかだかジャンケンで負けたくらいで!」
「ヒヒッ、そうよな、そうよな……あれは見事な負けっぷりであった。」
「まさかの20連敗ですもんねー!」
「この豊臣で、軍師殿に次いで文武両道に秀でた男が、ここに来てまさかの…童の戯れに膚無きまでに打ちのめされるとはな…ヒヒッ…。」
「しかも相手はこーんな小娘ですもんねぇー!」
皮肉たっぷりに、わざとらしくホホホと高笑いするyou。
それを煽るように大谷もヒヒヒと、2人並んで三成をあざ笑う。
ぷるぷる震えて我慢をしていた…否、我慢をしようとしていた三成だったが、
やはり短気はすぐには治らないようで…「煩ーーいッツ!」と甲高い声を上げた。
「貴ッ様、you~~!!よくも私を…侮辱したな!!そこへ直れ!斬滅してやるッツ!!」
「おおこわいこわい。」
「くっそ、貴様!//」
「斬滅は絶対ダメですけど…そうですね、じゃんけんでわたしに勝てたら、三成さんに謝りますよ。」
「何ッツ?!」
「だから、ジャンケン、です。」
「貴様…こ、この期に及んで…!!」
「さいしょはグー、じゃんけん…ポン。」
「・・・。」
三成グー…you、パー。
ノリで行ったジャンケンさえも、三成は敗北してしまう。
「・・・何故だ…。」
「別にいいじゃないですか…侮辱っていうか、ただの小娘の戯言ですし?」
「ぐおおお!!何だこれは!いつも以上に腹立たしい!」
「ジャンケン効果?」
「そうだ!何の勝負であっても「敗北」が私をこうも不愉快にさせる!」
「じゃぁ、頑張って勝ってくださいよ。わたしはいつでも受けて立ちますよ。」
にっこりと、綺麗に笑顔を作りyouはその場を去っていった。
「くっそ…くそっ、くそっ!!」
「ふむ…。」
「何故勝てないっ?!」
「何か秘策があるのやもしれぬなぁ。」
「秘策・・・?」
「例えば…そうよな、先見の能力…など。」
「何ッツ?!そんな卑怯な手段を用いているというのか?!」
「ヒヒッ……まぁ…例えばのハナシよ…。」
「ううむ……しかし待てよ…確かに奴は先見で有名な海神の巫女と仲良くしていたような…。」
「文を送りあう仲と聞き及んでおるが。」
「おのれyou!!小賢しい手段を使いおってぇええ!!許さん…許さんぞぉおおお!!」
「やれ、落ち着け三成……。」
「これが落ち着いていられるか!!」
「まずは落ち着きやれ……そして目には目を、歯には歯をと言う言葉に倣ってみるのはどうだ?」
「む…?」
大谷の入れ知恵を真に受けた三成…。
色々悩んだ結果…彼は瀬戸内まで赴き、未来を視ることができるという海神の巫女こと鶴姫に会う事にした。
・
・
・
・
「そんな事で私を態々訪ねて来られたんですかぁ?!」
「そんな事だと?!」
「そんな事はそんな事ですよぅ…。」
「五月蝿いッツ!だがしかし、そんな事の為に…私に勝つ為に、奴は態々貴様に未来を尋ねたのだろう!」
「はぁっ?!奴って、一体誰の事ですか?」
「とぼけるな!youの事に決まっている!」
「youちゃん、ですか…??」
「そうだ。」
「いえいえ、確かに私はyouちゃんとお友達で、よくお手紙を遣り取りしますけれど、そんな…石田さんに勝負で勝ちたいから未来を教えてくれなんて頼まれたことは一度もありませんよ?」
「何ッツ?」
「はい。」
コクリと真っ直ぐな目で三成を見つめる瞳に嘘偽りは無い様子…。
「う…」と声を上げ、少したじろいだものの、再び威圧感のある口調で鶴姫に物申した。
「それならそれでいい!では、今度は私の先見をしろ!」
「石田さんのですか?」
「そうだ……これから城へ帰ってyouに挑む時…奴はじゃんけんで何を出す!?」
「えぇええ?!そんなしょーも無い事に私を使わないでくださいよーー!!しかも自分は未来を読んで、なんて超セコイです!」
「い、いいから黙って読め!!斬滅するぞ!」
「もーっ!巫女使い荒いんだからぁ!」
ぷくーっとフグのように頬を膨らませ、怒りを顕にしてブツブツと文句を言う鶴姫。
しかし、すぐに未来を見るためなのか、沈黙して意識を集中し始めた。
「これは……うーん…youちゃんが鋏のような形を出しています…石田さんは…掌…ですね。すっごくがっかりしてるみたい。」
「では私が拳を出せば勝てるのか!」
「そうですねぇ…数あるうちのどれか、かもしれませんので…いつの瞬間かは定かではないですが。」
「ふ……フフフ…フハハハ!!それさえ聞けば問題ない……一度っきりで終わらせてやればいいのだからな!!!」
「あ、なるほど。」
「そうと決まればこんな所に用は無い…城に帰って早速youに勝負を挑む!!」
「こんな所ですって!?失礼ですよ石田さんっ!もーっ!早く帰れ!塩!誰か塩持ってきて!!」
部屋の前で控えていた側近達が「姫御前!暫しお待ちを!」と言ってバタバタ廊下を駆け回る間に、
三成は礼も言わずにさっさと鶴姫の元を後にするのだった…。
そして、鶴姫いわく「しょーもない事」の為に暫し城を空けていた三成が帰還し、youがそれを大喜びで出迎える。
「三成さんっ!おかえりなさいーーっ!!」
「you!くく…そっちから出向いてくれるとは……探す手間が省けた。」
「え、何そのベタな悪役の台詞…。」
「これが我らの最後の勝負だ、you!!!!」
「え?!な、なに?!」
「じゃーんけーん…。」
「えー!?」
「「ぽん!」」
三成、グー。
you、必殺・グーチョキパー。
「・・・何だそれは。」
「え、これ?グーチョキパーです。」
「だからそれは何だ。」
「ここがグーで、ここがチョキで…ここがパー。」
「・・・・。」
親指、人差し指、中指を開き、薬指と小指だけ掌の中へ納めた形のそれは
拳と鋏と掌が混ざり合った、最強の形態だと告げ、youはヘラリと笑った。
これでは何を出そうが意味がないではないかと…。
当然だが、三成は…怒った。
「貴様、you!!ふざけるなぁああ!!!」
「そそそそ、そんなに怒らなくても!!」
「貴様はそうでなくとも、私はこの勝負に全身全霊を掛けていたんだッツ!」
「そ、それはその……申し訳ありませんでした、ハイ…。」
「それを…それを何だぐーちょきぱーなどとフザケたモノで勝負を終わらせるなど!!」
「だって、流石に早くて見極められなかったからつい。」
「み、極め……?」
今にも血の涙を流しそうな勢いだったが、youの言葉にピクリと反応する三成。
どうやら血涙は免れたようだ。
過敏に反応した三成に、youはふっと軽く溜息混じりの笑みを見せ、そっと唇を開く…。
「仕方ありませんね……わたしも三成さんにはやっぱり強く在ってほしいですし…ね。」
「チッ……。」
「じゃぁ、ここいらでちょっとネタバラシしようかな。」
「ネタバラシ、だと?」
「はい、実はですね…。」
youいわく。
自分がこの世界に来る前の世界で読んでいた本の中にジャンケンの必勝法がたまたま載っていたのだという。
勿論、あくまで本での説明なので実際の効果は期待できない…そう思っていた。
本を読んで以降、冗談半分でジャンケンをする度にその方法を試したところ
気付いたときには七割、八割は勝てるようになっていたというのだ。
「手を振り下ろす時にはもう、形が3つのうちどれかに変わってるんです。ポン!ほら、こんな感じで。」
「・・・成程…。」
「それを何度も何度もやってると、動体視力が上がってくるみたいで…気付いたら勝率も上がってました。」
「・・動体視力、か…。」
「ええ、だから三成さんなら数日あればこの方法マスターできるんじゃないですかね?」
「おい、試しにやってみるぞ。」
「いいですよ…じゃーんけーん…。」
「ぽん。」
三成、チョキ。
you、パー。
「わー、流石ですね三成さん!!凄い!」
「おい……もう一回だ。」
「え…あ、はい…。じゃーんけーん…。」
「ぽん。」
三成、パー。
you、グー。
「え、ちょ、ちょっと待って…わたし、数年掛かってやっと…。」
「おい、もう一回だ。」
「いやいやいや、流石にまだ自尊心を失いたくな…。」
「じゃんけん…。」
「わあーーーー!!」
三成、チョキ。
you、パー。
「嘘だぁあああ!!」
「ふ…は、ハハハハハ!!!勝てる!youに勝てるぞッツ!!」
「やだやだ!そんな、まだ早いから!」
「これで勝てる……!!!おい、you!」
「いや!絶対やだ!」
「クク……今まで散々コケにしてくれた分…たっぷりと敗北と屈辱を味わってもらうからな…!!」
「い、陰湿!!」
「ハッ、何とでも言え……。」
「うううう~!!」
「そうだな……1回でも勝てたら、謝ってやらんこともない。」
「キーーーッツ!//」
以前、自分が三成に言った言葉をそのまま返され、頗る不機嫌になるyou。
しかし、そこで諦める彼女ではなかったようだ。
youはフッと薄く笑みを浮かべると、少しばかり挑発的な視線で三成を見上げた。
「謝ってくれなくて結構です……が、他にお願いがあります。」
「・・・何だ?」
「もし、わたしが1回でも三成さんに勝ったら…。」
「何だ、また城下町に付いて来いとでも?」
「ううん、別のお願いです。」
「別の……?何だ?」
「それは後で!はい、じゃーんけーーん!!!」
「む!」
「ぽん!」
三成、パー。
you、必殺・グーチョキパー。
「やったぁー!」
「・・・。」
「やっぱ最後はこの手に限るよね!」
「you…貴様…。」
「おおーっと!異論は認められません!勝ちは勝ちですから!」
「斬滅す…」
「約束、破っちゃうんですか?」
「ぐぉおお!!」
いつぞやの秀吉効果はまだ利いており、効果は抜群の様子。
ハッと気付いたのは鶴姫の先見。
『youちゃんが鋏のような形を出しています…石田さんは…掌…ですね。すっごくがっかりしてるみたい。』
納得などできそうにないこの勝負の結果に、歯を食いしばりながらも
三成は怒れる顔で「望みは何だ!」とyouに問うた。
「えっとですね!」
「早く言え!私を待たせるな!」
「あの、ですね…?」
「・・・・?」
「その…//」
「?」
先程までの挑発的な態度は何処へやら…。
急に顔を赤らめて、もじもじと俯くyou。
始めはイライラしていた三成も、怪訝な表情で見下ろしてきた。
すると…。
「だ…抱きしめて……くれませんか?ぎゅ、って。」
「は…っ?!//」
「いや、だから!その……ぎゅーって、抱きしめてほしいんですっ!三成さんに!!」
「な、何を言っている!?//」
感染したかのように三成までもが頬をほんのり赤らめてうろたえ始める…。
すぐに、その理由をyouは少し興奮して怒り気味に言葉にしてきた。
「だって!だってジャンケンの勝負で勝てないからって、三成さん凄いわたしのこと敵視するんだもん!」
「・・・・。」
「怖かったし!」
「そ、それは…。」
「何も言わずに城を留守にするし!」
「ひ、秀吉様と半兵衛様にはちゃんと許可をいただいた!」
「わたしには何も言ってくれなかった!」
「それは貴様に勝つ為の旅だったからだ!」
「でも心配したし、寂しかったんですよ!?」
「う…。」
「三成さんのばかぁ…。」
「you…。」
じわりと浮かんだ涙がその場に留まれずに零れ落ちる…。
其れを見た三成が咄嗟に腕を伸ばして、youの身体を抱き寄せたのは、
願い事を聞き届けたからではなかった。
「貴様は…馬鹿か。」
「ううう//」
「折角、この私が貴様の為に何かしてやろうというのに…そんな勿体無い使い方をするな。」
「ふっ…ぅ…ぅ//」
「こんな事くらい……願う事のものでもないだろう。」
「そんなこと、な…いですぅ。」
「ある。ちゃんと人目を憚り、節度を守るのであれば、私とて…その……吝かではない。」
「やぶさかじゃない…?」
「それはその……つまり…こういう風に抱擁したりだとかだな…。」
「…ほんと?」
「…ぁ、ぁぁ、まぁ…//」
「うれしい…。」
「・・・。」
心の底から嬉しそうに微笑み、三成を見上げたyou。
思わずふっと三成の口元が緩んだ…。
そっと髪を梳いてやれば、彼女はまるで猫のように三成の胸に擦り寄る。
「でも、今日のお願いはこれでいいです……。」
「・・・何故だ?」
「だって、きっとまた勝つもん…。」
「次回から・・・ぐーちょきぱーは認めんぞ。」
「分かってますよ……実力で勝ちます……勝って、三成さんと城下町デート…するもん。」
「・・・・。」
「するの。」
凛とした声で…。
でも、明るい表情で三成を見つめたが、彼は暫し黙したまま。
何の反応も無いのは寂しく思えて、声を掛けようと思った矢先、
三成がボソリと、youに聞こえるようにワザとらしく独り言を漏らした。
「・・・そういえば、刑部に部屋着用の羽織を新調しろと……言われていたのだった…。」
「えっ!」
「……明日あたり城下で見繕うか…。」
「!!!」
「何なら…お、お前も来る、か?」
「行く!行きます!オトモしますっ!絶対行く!」
「大人しくするなら……連れていってやる。」
「ん!」
了解の意を伝えるようにコクリと頷いた後、
youは顔を上に向けて三成を呼ぶ…。
「ね、三成さん。」
「な、何だ…!」
「みつなりさん、ありがとうございます。」
「あ、ああ…。」
「やっぱり、大好きです!」
「・・・っ//」
結局のところ、人間、惚れた相手には弱い…ということ。
そしてそれは凶王も例外ではなかっただけのこと。
強くて 素敵な
あなたがすきです
you
(うううう~~!)
三成
(フッ……これで私の48連勝だな…いい加減じゃんけんでの勝利は諦めたらどうだ?)
you
(ダメですっ!絶対城下町デートするんです!)
三成
(勝ちたければ、私より動体視力を鍛えるのだな。精々無駄な努力をするがいい、ハハハハ!!)
you
(・・・た…。)
三成
(ん?)
you
(もう怒った!もう怒った!絶対勝つ!絶対勝つ!)
三成
(フン、ぐーちょきぱー以外に貴様に勝つ方法があると?)
you
(ある!絶対負けない。)
三成
(ほ、ほぅ…?どんな策だ?)
you
(代打ちを立ててやる!!!)
三成
(だい、うち…??)
you
(そこで今までの勝利の余韻に精々浸るがいいさ!)
三成
(フン、雑魚が。)
you
(次に私が現れた時が三成さんの連勝ストップなんだからね!!)
三成
(だといいがな。)
you
(待ってろちくしょーーー!!)
・
・
・
・
you
(待たせたな石田三成ぃいい!!……さん。)
三成
(フン、勝てないと踏んで尻尾を巻いて逃げたかと思っていたところだ……あぁああ?!!ぇえええはは半兵衛様ぁああ?!!!)
you
(代打ち改め、代ジャンケン役の竹中半兵衛先生です~。)
半兵衛
(お手柔らかに頼むよ、三成君。)
三成
(ひっ、卑怯だぞ!you!!)
you
(聞こえません~。半兵衛先生、頑張ってくださいね!「絶対」負けないでくださいねっ!)
半兵衛
(ふふ、分かったよ。)
三成
((おのれぇええ!!you~~ッツ!後で泣かす!絶対啼かすッツ!))
you
((ふっふっふ…これで勝つるわ!!))
半兵衛
(では、じゃーん、けーーん…)
三成
(参りました。)
オワリニ
実は何気にリクエストが多かった三成トリップシリーズリクです。
君子殉凶の2人で、特に勝負事などを持ち掛けて…という希望がいくつかあり、
その中でも設定を壊さずにお話が書けそうなご意見を参考にさせていただきました。
雪代さんリクエスト
■戦国BASARAの石田三成
■天然
■tripシリーズ
■甘ギャグ
■内容
勝負ごと(剣でもゲームでも書きやすい方)でヒロインに負けた三成を必死に慰めて励ます。
すみません、慰めるどころか、大谷さんと2人で三成さんを千尋の谷に突き落としてますね…。
最終的にはやっぱり三成さんが大好きなんだ!ということしか救いがありませんわ…。
勝負事、でぱっと思いついたのが「じゃんけん」でした。
くだらない勝負で真剣に落ち込んで悔しがる三成さんが、結構容易に想像できたので…(失礼)
しかも鶴ちゃんの未来予知まで使って…卑怯の極みです。
本当はもっと鶴ちゃんに「女心が分かってませんね」とか、
そういう恋愛指南の会話を盛らせたかったんですが、思い浮かばなかったので断念しました。
機会があったら、そういう話しや女子会トークのような話を作って見たいですね。
ちなみに、タイトルの『RSP!』はじゃんけんの英語の掛け声の頭文字です。
リクエスト通り、とまではいかなかったかもしれませんが…。
読んで、感想などいただければ幸いです。
それでは、10万ヒット企画参加ありがとうございました。
心より感謝いたします。
今後ともTriangleをよろしくお願いいたします。
words from:yu-a
*。゜.*。゜.*。゜.*
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