I wanna eat you up !! (Dio)
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確かに好きだと言いました
言いましたが、ええ…
I wanna eat you up !!
おねだり底なし、待ったなし
「you…。」
「・・・。」
「you~。」
「・・・っ…//」
「you…いいニオイ。」
「~ッ!ちょっと、ディエゴ…っ!//」
「ん?」
何か問題でも?と悪びれなく聞き返すディエゴ。
ただ呼びかけられたのであれば、普通に返事もしよう…。
しかし、今の状況は普通とは少し…いや、かなり違っているよう。
ディエゴはキッチンの前で夕飯を作っているyouに後ろから抱きつき、
何度も何度も彼女の名前を呼んだ挙句、耳元で囁き、最終的には首筋に顔を埋める始末…。
最初は快く彼に返事を返していたyouだったが、
次第に特に用事もないのに名を呼ばれていることに気付き、
料理は一向に進まないわ、恥ずかしいわで、ついに反論に出た…というワケだ。
「さっきから何なの!もう!ちょっと離れてくれないと料理ができない!危ない!」
「んー…だってさ、やっとオレのものになったんだぜ?片時も離れたくないワケだよ。」
「だからって…ちょっと過剰だと思う…//」
「イヤか?」
「イヤ…ではないけど、ちょっと困ってる。」
「困る?それは料理ができないからか?それとも……感じた?」
「ひぁ…っ?!//」
「ククッ…。」
「ディエゴッ!//」
「おっと!」
耳元で囁き、ふっと息を吹きかけるディエゴにyouがついに反撃を見せた。
ブン!と手に持つ軽量スプーンを振ると、そのリーチの短さに相反して、ディエゴは大袈裟に離れて見せた。
「これ以上からかうと…ディエゴのご飯作らないからね!!」
「からかってるワケじゃない!オレはただ純粋にyouとベタベタしたいんだ!」
「な…何を堂々とこっ恥ずかしいことを…//」
「だって、うん……仕方ない、好きなんだから。」
「・・・//」
誰にともなく、まるで自分に言い聞かせるように「うんうん」と頷くディエゴ。
自分に正直なその姿にはいっそ潔ささえ感じてしまう…。
若干呆れながらも、頬を赤く染めてyouはコホンと咳払いをした。
「わ、わたしもディエゴのことすごく好きよ……でも…毎回これじゃ…本当に困る…。」
「でも、youだって朝から出掛けるし、オレも馬のトコ行くだろ?」
「そうだね。」
「それからずっと、何も無ければ休みの日まで会えないじゃないか。」
「そうだね。」
「寂しくないのか、you。」
「ディエゴは寂しいの?」
「いや、寂しくはない。」
「あら、そうなの?」
「でも、会いたくなる。早く会って抱きしめたい!って思う。」
それはあまりにも純粋な言葉で、youは嬉しくて思わず笑みが零れる。
向かい合ってyouの腰に手を添えたディエゴの頭に手を伸ばし、
youはわしゃわしゃと彼の髪を撫でて微笑む。
「ディエゴ……可愛い。」
「何でだよ……そこはカッコいいだろ。」
「だって、子どもみたい。」
くすくすと笑うyouに、不服そうに頬を膨らませてそっぽを向くディエゴ。
「ガキで悪かったな…//」
「でも、ディエゴなら何でも許せちゃうから不思議。」
「マジ?」
「マジ。」
「じゃぁ、ベタベタするのも許してよ。」
「それは…ちょっと…。」
「ケチ。」
「料理中とかじゃなくて…せめて、作業が終わってから、ね?」
「そんなんじゃすぐ帰る時間になっちまう。」
「うーん…。」
ディエゴの言うことも分からないでもないのだ。
実際、youだってディエゴのことがずっと大好きで、できればずっと2人で甘い時間を過ごしたいとも思う。
しかし、現実はそう上手くいかないワケで・・・。
お互いに仕事や何だと致し方なく付き合っていくと、
プライベートに割くことの出来る時間はやはり極めて短くなってしまう。
もどかしいが、どうすることも出来ないのだ。
そう、頭で現実を理解しているyouは、ディエゴを宥めるしかなく、
理解はしていても納得したくないディエゴは、毎度それに反発するか、駄々をこねて彼女を困らせる。
そして今日…。
ディエゴの反発と駄々がとんでもない結論を見出した。
「なぁ、you・・・。」
「はい?」
「・・・一緒に住もう!」
「・・・はい?」
目の前にいる長身の美丈夫は、その身体を少し屈めてyouと視線を真っ直ぐに合わせてきた。
じっと、澄んだガラス玉のような瞳で彼女の瞳を覗き込み、ディエゴは言った。
「you、結婚しよう。」
「・・・・。」
「you・・・?」
顔を覗きこむと同時に、首を横に傾げ彼女に呼び掛けるディエゴ…。
一瞬、目を点にして時を止めていたyouの時間が再び動き出す…。
「…なっ、なに?!でぃえごっ!?///」
「うわ、かわいっ!」
「かっ、からかうの禁止ッツ!//」
「いや、オレは本気だから。」
「なっ、なん…?!//」
「まぁ…youは早すぎるって言うんだろうけど・・・。」
ディエゴの言葉にコクコクコクと何度も首を縦に振り、言葉を肯定する。
しかしながら、ディエゴ自身は微塵も諦めるつもりはないらしい…。
ぽん、とyouの両肩に手を置いて、話を続けていく…。
「まぁ、だから……結婚を前提に考えて…オレ、youと一緒に住みたいんだ。」
「はうっ…//」
「オレのこと、youにずっと見ててほしい。」
「・・・。」
「オレは自分を完璧な男だと自負してるけど、youにとって完璧な男じゃないと意味ないだろ?」
「はぁ…。」
「だから、オレのイイとこ悪いトコ…全部youに見定めてほしい。
それでもし…オレのこと全部愛してくれるようになったなら、その時はオレと結婚してくれ。」
「ディエゴ…。」
「you、ノーなら額に、イエスなら口にキスを。」
そう告げ、まるで希(こいねが)うかのような目で彼女を見つめ、ディエゴはその場に跪いた。
目の前で結論を待つその青年は覚悟を決めたように硬く目を閉じている。
少しクセのある金糸の前髪と、これでもかというくらい長い睫が滑らかな白い肌に影を作り、
リップでも塗っているかのように艶のある唇は、男なのに色気すら感じるほど…。
見れば見るほど整った、その姿を…まるでおとぎ話の王子様のようだとyouは思う。
「わたしなんかに…選ぶ権利があるの…?」
そう小さく呟けば、ディエゴは何も答えないまま…口の端を上へと上げた。
その反応に、はぁ…と困ったような溜息を零し、ディエゴの両頬に手を添えると、
youは恐るおそる眼前の恋人の唇にキスを落とした。
「・・・。」
「・・・。」
「you。」
「…ディエゴ…。」
「ありがとう。」
「まだ、色々早いケド…ね。きっと…変わらないと思うから…わたしの気持ちは…。」
「ああ、全然……別に、ゆっくりでいいんだ…。」
「ディエゴも…。」
「ん?」
「わたしのいいところ…悪いところ…見つけてね。貴方に、歩み寄りたい。」
「…you。」
本当は「悪いところなんてあるわけない!」と叫んで飛びついてしまいたかったが、
そこは彼女の真剣な態度に敬意を払い、ディエゴはコクリと頷いて見せた。
「じゃぁ、今度の休みは新居探しだな!」
「えっ、も、もう?」
「当然。何、イヤなのか?」
「う、ううん…そういうワケじゃないけど…は、早いなーって。」
「早くない。」
「そ、そう…。」
「風呂は2人で入れるくらいのバスタブがいいよな。」
「な…?!」
「あと、ベッドも買わなきゃだ。やっぱセミダブルじゃ狭いよな、うん。」
「ちょ、ディエゴさん?!!」
「それからリビングでも事に及べるようにソファもデカい方が……。」
「あの…ディエゴ、や…やっぱり考え直させてほし…。」
「待ったナシ。」
「そんな……キミのおねだりは底ナシなのに?」
「いいじゃないか。」
「よくないよ!」
「その代わり、絶対幸せにするって約束する。どう?」
「ずるい…//」
「決まりだな。」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべるディエゴ。
悔しいやら恥ずかしいやら、youは堪らずディエゴのよく鍛えられた胸板に顔を埋めるのだった。
ただでさえ一年半
ブランクがあるんだ
待ってられるか!!
ディエゴ
(you、今日…泊まっていいか?)
you
(わたしは構わないけど…ディエゴ、明日も厩舎に行くんじゃ?)
ディエゴ
(行くよ。けど、レースは無い。)
you
(そっか、でもわたしは朝から出るよ?)
ディエゴ
(それでもいい。朝、出るとき家に帰るから。)
you
(それでディエゴが疲れないなら…いいんだけど。)
ディエゴ
(youが傍にいるから、疲れない。)
you
(何か…何言ってももう無駄な気がする…。)
ディエゴ
(ああ、無駄だね。)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
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