Lei e un fiore. (番外編 / メローネ)
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※Il legame(絆)_前編の続き
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結局、その日は終業中ずっとメローネが一言も言葉を発さず、
「何も聞いてくれるな」というオーラを体中から発していたため、youもギアッチョもそっとしておくことにしたのだった。
この日はもう恐らくメローネはほぼ誰とも会話をしないであろうことを察し、
遅番のホルマジオとプロシュートが戻る前に、定時になってすぐにギアッチョは帰宅。
youも日報まで提出し、恐る恐るメローネに声を掛けてみる…。
「あの…メローネ……もう帰れそう?」
「あー……うん、いや……ルイーザと話し込んでしまってたから、時間が押してしまって……実は資料がまだ纏まってないんだ……あと30分程掛かるかな…。」
「そっか……じゃあ…その……わたしは先に帰るけど……。」
「・・・。」
「・・・。」
恐らくは色々と話したい事がある、と言わんばかりのソワソワした恋人の様子に、やっとメローネの笑顔が戻る…。
ふっと優しく目尻を下げて、メローネはyouの手を掬い取った。
「なぁ、you……今日はディ・モールト…肉じゃがが食べたい気分なんだ。」
「!」
「作ってくれたりするか?」
「うん…何かわたしも食べたいかも。」
「ベネ、以心伝心だな!そうと決まればさっさと片付けてキミの家に行かなければ……急ピッチで仕上げることにしよう!」
「わ、わ!じゃあわたしも早く帰って準備しないと!」
「はは、どっちが早いかな、ディ・モールト楽しみだ。」
「ふふ、じゃあ、また後でね、メローネ、お疲れ様!」
「ああ、お疲れ様。」
最後には笑顔で就業の挨拶を交わし、youを見送ると、
気を取り直し、真顔でパソコンに向き合うメローネであった…。
それから本当に凡(おおよ)そ纏めなければならなかった資料を30分程で仕上げ終えたメローネ。
その間に帰宅してきた遅番のホルマジオやプロシュートに声を掛けて帰路(正確に言えばyouの家へ)へ就く。
そうしてyouの家のインターフォンが鳴った頃には、彼女も夕飯をちょうど作り終える頃となっていた…。
「メローネ、おかえりなさい!お疲れ様!」
「youの方こそ、仕事終わった後に夕飯準備、すごいな、お疲れ様。」
「うん、でも流石に1時間弱じゃ全部は無理だった……ご飯もうちょっと掛かりそう。」
「そんなの全然構わない……あー…うん、猫の手の方がマシかもしれないが、オレでよければ手伝うぞ。」
「ふふ、じゃあお言葉に甘えてお皿とか準備してもらおうかな。」
「何だそんなことか!任せてくれ!」
自分にも手伝えることがあって何よりだ、と少しだけ嬉しそうにしながらyouと共に家に入るメローネ。
いつものように、彼にとってディ・モールト安心する場所に到着すると、
荷物だけ軽く下して、youの後を追ってキッチンへと向かい、彼女を手伝う…。
そうしてメローネが到着して15分程で夕飯の準備が整う事となった。
「「いただきます!」」の言葉で食べ始め、美味しそうにリクエストした肉じゃがを頬張るメローネに、
youは少し安心したような表情で声を掛けた…。
「メローネ…今日の事なんだけど…。」
「…ルイーザのことか?」
「えっ、あ、うん?そうなる…のかな?いや、ほら、2回目の買い出しから戻ってから様子がおかしかったから…。」
「だよな……そうなるよな……はぁぁ~~…。」
「???」
自分が出ていく前には優しい笑みで見送ってくれたのに、戻ってきた時には何故か
全員に対して「喋り掛けてくれるな」オーラを放っていたよね?という、
全く自覚のある指摘を受けて盛大に溜息を吐くメローネ…。
「いや、あれはな……ルイーザが「ギアッチョとyouがお似合いだ」なんて馬鹿げた事で一人盛り上がってる最中に、キミ達が何とも絶妙なタイミングで一緒に戻ってきたもんだから、ハイテンションになったルイーザについイラついて…。」
「え?!な、何でギアッチョとわたし…?!」
「うちのチームにルイーザの好みの男がいないのかって話をしていた。それぞれダメな理由なんかを話していたんだが…。」
「だ、ダメな理由…。」
「そう。例えばプロシュートは完璧過ぎて相手にも完璧を求めてきそうだからダメ、とかな。それで、ギアッチョはホラ、沸点低いだろ?そこがネックだってことで話していたら……瞬間湯沸かし器みたいなギアッチョには、キミみたいな恋人がいればそもそも沸騰を抑えられるからいいんじゃあないかって判断らしい。ディ・モールトムカつく……人のアモーレを勝手に…。」
「(それでルイーザさんわたしとギアッチョに「お幸せに」って言ったのか…)」
なるほど、合点がいった…と、去り際にギアッチョと自分に向けて放った言葉の意味を理解したyou。
その時の気持ちをまた思い出したのか、また少し機嫌が悪そうになったメローネに、思わず苦笑してしまう。
「あの、メローネ…そもそもルイーザさんとは…その……昔からそんなに仲が…良かったの?」
「いいや、全然。寧ろお互い避けていたくらいで…。」
「えぇ?!」
「本当だ。今日改めて確認済だから間違いない。それが、色々と環境が変わった今、オレと話してみた時に、昔とは随分変わったようだから、それなら恋人になれそうだと思ったらしい。」
「は、はぁ…。」
「でもオレはyouを愛してるし、改めて話してみてもやっぱりルイーザとは…合わないッツ!」
「切実な叫び?!」
「ドラッグには手を出していないが酒と煙草はフツーにやってるし、末端とはいえギャングだから素行も悪い。スリも普通にするしな…誰に対しても若干無礼だし、物言いに品も無い!!更に言えば!!これが一番オレが苦手とする要因なんだが!兎に角!五月蝿い!聞いてもいないことを一方的にペチャクチャと喋り出す!兎に角五月蝿い!」
「(うるさいの2回言った…。)」
何故、彼女と相容れないのかという理由を熱弁し、ハッと我に返ったらしい…。
メローネはコホン…と小さく咳払いをして、前のめりになった姿勢を正した。
「まぁ、兎に角……そういう理由は前提としてあったかもだが、そもそも昔のオレは基本的に人との接し方が今ほど適切な図り方ができていなかった。それは確かに多少の自覚はある……だからこそ、ルイーザもそんなオレに近寄らなかった。そういう関係性だったよ。」
「全然想像つきません…。」
「ま、それだけ昔のパッショーネがクソだったってことだな。」
「な、なるほど…??(メローネの性格のせいではなく…??)」
「あーっ、あー……それから、あの時、アンタと真っ向から向き合ってから、更に心境が変化した事はたぶん…いや、スゴク大きい。」
「ふふ、そうなんだね。」
「じゃあ、これでルイーザの話はもうおしまいでいいよな?」
「はい、大丈夫です。」
「ベネ!それじゃあまた食事を再開するとしよう!」
事務所でのピリピリしたオーラは何処へやら…。
憑きものが落ちたようにスッキリした雰囲気で、メローネはいつもの笑顔でご飯を食べ始めるのだった…。
そうして、最終的にはいつも通りの夕飯を終えて、食器を片付け、
メローネが自宅に帰る時間まではと、リビングのソファに座ってカッフェで寛ぐ2人…。
「ところで、オレは勝手にルイーザが持ち上げてギアッチョとキミをお似合いだって騒いだ事に、ディ・モールト憤ったし、嫉妬したワケだが…。」
「何また急に?!」
「キミも、同じように嫉妬してくれたのか?」
「えっ、うん?うーん……それは何というか…ルイーザさんがあまりに濃いキャラだったので…嫉妬より困惑が…。」
「・・・確かに。」
「だから…どっちかと言えば、ルイーザさんが帰った後のメローネがピリピリしてて、声掛けれなかったのが寂しかったかな。」
「それは…ディ・モールトすまない…。」
「いいの、もうちゃんと話してくれたし、ね。」
「…you…。」
「それに、今日よりこれからが心配なんだけど…?」
「ん?」
「結局、ルイーザさんは、わたしがメローネを好きって知らないまま帰っちゃったでしょ?」
「それはそうだが…。」
「それだと、ルイーザさんがメローネと結婚したいって気持ちは変わらないワケでしょう?」
「…どうだろうなぁ……(最後は「アンタとは相容れない」オーラを滅茶苦茶出したんだが…)」
「何か……それってちょっと、イヤかも…。」
「ん?」
「ずっとメローネのこと想うってことじゃない?って、思ったら…何だろう、モヤっと…するかも…。」
「・・・。」
「・・・。」
お互いに顔を合わせて見つめ合う。
暫しの間真顔だったのだが、ふいにメローネが何かピンとくるものを思いついたような表情をして口を開いた。
「それはつまり、オレがルイーザの夜のオカズにされているかもしれないと考えると、嫌って事なんじゃあないか!?」
「ゴメン何の話?!」
正に安定のメローネ(と書いて変態と読む)……といった思考回路。
飛び出した発言にyouが困惑の表情で困惑のツッコミを入れた。
「見えないところで、妄想とはいえ、自分の恋人がセックスの対象として選ばれているかもしれないという事に憤っているんじゃあないのか?!」
「それは確かに嫌ですけど、何か違う、いや違わないけど…わ、わたしはそういうんじゃなくて!」
「じゃあ、どういう事なんだ?」
「間違いない、絶対そうだ」と言わんばかりの圧力でじっと見つめてくるメローネの双眸。
全くオブラートに包まず放たれたその品のない問いかけに、大変整った顔(かんばせ)も相まって、
youの顔はたちまち真っ赤に染まり、眉根も徐々に中央に寄っていく…。
「そういうんじゃなくて……ただ……『この人が恋人なんだ』って…言ってほしかっただけ…だった、のかも…。」
「!!」
「っ……ごっ、ごめんなさい!ルイーザさんは情報屋さん!だから敢えてメローネが言わなかったって分かってますし、納得も理解もしてます!ただ、……!!」
「…ただ……なに……?」
メローネの、その満足そうな顔を見る限りではもう十分過ぎる程の理由を言葉でもらうことができたと言っているにも等しいのだが、
彼はあと少し、もうちょっと…とばかりに、尚も彼女からの愛を欲しがる…。
「ただ…本当にわたしが……メローネのことを好き過ぎるだけの我儘なんです…。」
「~~!」
「浮気だとか微塵も疑ってないのに……ちょっとの横槍の許容できないとか…心、狭すぎて嫌になる……っ。」
「ああ……you……。」
メローネが自分以外を見ることは無い、と信じているし、疑っていない。
それは間違いないのに、自分以外が彼を想っているというだけで、それすら嫌だと思ってしまう…。
だからこそ、あの時『この人が恋人なんだ』と言ってほしかったのだ…と。
それをいざ口にしてみれば、本音を告げることが恥ずかしい…という気持ちよりも、
自分の心の狭さが情けなくなり、自己嫌悪してしまったというyou…。
気付けば俯いて、ぽろぽろと泣き出してしまった彼女を見て、メローネはぶるりと一度身震いをすると、
スゥ…と一呼吸おいた後、徐(おもむろ)にポケットの中から携帯を取り出し、少しだけ画面を操作する…。
それからサイドテーブルに携帯を置いた後、そっとyouの華奢な身体を抱き寄せた。
「ディ・モールト…嬉しい事を言ってくれるんだな、キミは……独占欲?最高じゃあないか。」
「ぅう……そ、ん…なっ…。」
「だって、オレだってそうだ…キミと他の男が一緒にいようものなら腸が煮え繰り返るくらいで…。」
「う…。」
「な?お互い様だろ?」
ゆっくりと顔を上げたyouの頬に伝う涙を長い指で掬い取り、メローネはふっと笑う。
「youはどうか分からないが、オレの場合はこういう嫉妬心、永久に続くと思うんだよな。」
「…わたしもです、多分…。」
「えー、本当に?」
「…はい。」
「オレってディ・モールト酷い男だぞ…?」
「え、…っ、そんなこと、ないと思う……メローネは…わたしの意思を尊重してくれるし、気遣ってくれる。わたしは素敵な人だと思うな。」
「凄いスタンドで凄い過去があるし!」
「…前にも言ったでしょ、組織の言いつけが絶対だから、わたしには知る術がないって。これ2回目だよ?」
「あー…そうだったかな?それに、執着心も凄いし……きっとアンタを自由にできない…一生離してやれないかもしれないんだぞ…?」
「・・・。」
「・・・一生離してやれそうにないんだが?」
「じゃあ、一生傍にいないと。」
「ベネ!あっ、あぁーー……そうそう、あと……自他共に認める変態だし…!」
「公序良俗を守るなら、許します。」
「なぁ、やっぱりオレ……キミのことが、死ぬほど好きなんだ…。」
「うん……わたしもです。」
「あの時、こんなに誓い合ったのに、今更お互いそんな些細な事で嫌いになったり離れるワケないよな。」
「うん、ごめんなさい……その通りです。」
それはいつかの、雨の日の話で…。
お互いの気持ちを確かめたとも、初めて自分の気持ちに向き合ったとも言える告白の言葉…。
そこが揺らがない限り、この先にどんな事があっても離れることはない、と。
メローネに言われてようやく思い出したyou…。
素直に謝って、メローネの背中に手を回した…。
メローネはというと、彼女が平常心を取り戻したことに少しだけ安堵の表情を浮かべると、
再びサイドテーブルの携帯を手に取って画面を見る…。
「メローネ?」
「ん?ああ、時間を確認したんだ。そろそろ帰る時間かなって…。」
「もう、そんな時間…?」
「そんな時間なんだが、あと1つ話しておきたい事があって……これはそう、キミへの説教なんだが。聞く勇気あるかい?」
「え!?せ、説教ですか?!」
「Si.」
「き、聞きます…覚悟します。」
「ベネ。」
では…と、一呼吸おいたあとメローネはyouとしっかり目を合わせる。
真面目な表情で語りかけられることが分かって、youもピリッと背筋を正して耳を傾けた…。
「2度目の買い出しのことだ。」
「!!」
「その顔だと、自覚はあるようだな…ん?」
「う、はい…何となく…。」
「そう……youがルイーザの発言に動揺して、落ち着くために出て行ったのだということは理解してるが…基本的に自分の恋人に気のある相手と、2人きりにさせるなんてありえない。留守の間に「何シててもいいですよ」って言ってるようなモンだぞ。」
「・・・。」
「勿論、オレは微塵もそんな気は無いし、youがそういう行動を取った理由も、キミの性格を理解しているからお互い喧嘩にはならないんだが……今度からは気を付けてほしい、それともyouは、オレが他の女に食われちまってもいいのか?」
メローネの理由と説明には、ちゃんと説得力もあり、何よりyou自身も尤もだと思う内容であった。
そしてその問いかけに、youはブンブンと首を横に振り、否定の意を示す…。
「っ…嫌です…!」
「・・・。」
「ごめんなさい…わたし、自分のことばっかりで…メローネの立場で気持ちを考えられてなかった…。」
「もういい。だけど……2度目は無いって、信じていいか?」
「は、はい!」
「約束な、破ったら……酷いぞ?」
「ひひひ、酷い?!ひどいって?!!」
「そりゃあ…オレがyouにあんなことやこんなことをだな…。」
「ど、どんなこと?!!?」
「口にして言ってほしいのか?……youは意外と厭らしい子なんだな…ベネ…。」
「…ッ??!」
ペロリと舌なめずりをして、横に座るyouの腰にスルリと手を這わせる…。
「メ、メローネ…!」
「フフ……冗談だ。だが、またオレを放っておくのなら……あんなことやこんなこと……本当にするからな?」
「うん……もうわたしが嫌だもん……メローネと誰か…女の人が一緒にいるの…だから、もう、しません。」
「ベネ!」
「お説教、おわり…?これで……仲直り、かな?」
「そう思うかい?」
「え…う、うん…?」
きちんと理にかなっていたお説教も終わったところで、それこそ、
メローネが先程「帰る」と言っていた、ちょうどの頃合いなのではないか…とyouは小首を傾げる。
「勿論喧嘩なんてしていないんだから、仲直りなんていう言い方も本当はおかしな話だろ?」
「そ、それはそうなんだけど…。」
「そう…喧嘩ではない……だが、お互いに「嫉妬」はし合ったと思うんだ。」
「…うん、そうだね……。」
「なぁ、you…。」
「…はい…?」
メローネはyouの腰に添えていた手をそっと離して、今度はその両手で彼女の頬を優しく掴む…。
顔を固定され、強制的に視線を合わせた状態で、メローネは顔を覗き込むようにして上目遣いでyouを見上げる…。
「youがオレの大事なパートナーだって、言葉で改めて納得できた?」
「うん、勿論。」
「心はまぁ、理解してたから……いいんだが。」
「そうだね、心は揺らいでないかな……それこそ、メローネがいっぱい話をしてくれたから、その言葉でより強くなった気がします。」
「ベネ、それは何よりだ。」
「ありがとうね…。」
「プレーゴ……といいたいところだが、オレも大概現金な男でな……言葉だけでなく、身体でもちゃんと、キミと心が繋がっていると感じたい。」
「メローネ…。」
「…そういうの、嫌ならしないよ。」
「…ううん……今日はね、わたしもメローネにくっついていたい。」
「ディ・モールト…!!ベネ!ああ!勿論だ!寸分の隙間も無い程にな!!」
「!!」
恋人からの優しい同意を得られたところで、メローネは目を輝かせながらその場に立ち上がる。
突然のことに驚くyouの身体をそのまま軽々と抱き上げてベッドルームへと向かうと、
更に彼女の目が驚きで見開いていったものの、今日は大変やきもきした日だったのは紛れもない事実…。
そうした理由で、実のところメローネに誘われることを承知済、寧ろそうしてほしいと密かに思っていたところもあり、
ベッドの上にそっと下ろされるまでの短い道中、それこそ寸分の隙間も無い程にメローネにぎゅうっと抱き着くyouなのであった…。
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『・・・一生離してやれそうにないんだが?』
『じゃあ、一生傍にいないと。』
『ベネ!あっ、あぁーー……そうそう、あと……自他共に認める変態だし…!』
『公序良俗を守るなら、許します。』
『なぁ、やっぱりオレ……キミのことが、死ぬほど好きなんだ…。』
『うん……わたしもです。』
メールに添付されてきた音声データを聞いて、解析しているのはルイーザ…。
「AI生成音とかじゃなさそう……ってことは…マジでメローネの彼女の声ってことぉ?!」
自室のパソコンに向かって一人大声で叫ぶと「マジか~」と呆れたような笑みを浮かべる。
「変態のアンタには勿体ないから別れてあげなって言ったのマジで根に持ってたんだね。」
敢えて音声を隠し撮りして、彼女がそう言うように仕向けたのだろうと察し、
その涙ぐましいメローネの奮闘を想って、アハハハ!と笑うルイーザ。
「ハイハイ、分かった分かった。見込みの無い相手と分かってて、どうこうなろうとか…そんな無駄な時間は費やすつもりないですから、安心してくださいな。」
送り付けられた音声ファイルに対し、彼女は一言『了解』とだけタイピングして、メールを返したのだった…。
Il legame
絆
words from:yu-a
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