Lei e un fiore. (番外編 / リゾット)
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『Notte(夜)』の続きです
「you…。」
熱を帯びた瞳は、彼の中の限界を示唆していた。
Lei e un fiore.
Segreto(秘め事)
何度も何度もキスを交わし、先に音を上げたのはyouの方。
啄む様なキスから、舌を絡ませて口内をくまなく侵すようなキスまで、本当に多様な方法で蹂躙され、リゾットの背に回していた腕にも力が入らなくなるほど、意識が朦朧としてきたyou。
イタリア男の本気をガッツリ身をもって思い知る。
「ふ…ぁ…。」
「は…you……大丈夫か?」
少し息は荒いものの、まだまだ余裕といった様子のリゾット。
今にも腰が砕けそうなyouの背をしっかりと支え、コツンと額を合わせて尋ねる。
「ゃ……も……げんかい…//」
「それは……キスのことか…?それとも……身体のことか…?」
「ん……どっちも…。」
全身に力が入らない、ということを伝えたかったyouだが、リゾットはそうは受け取らなかったよう…。
酸欠気味で荒い呼吸を繰り返し、上気した顔にうっすらと浮かんだ涙。
明らかにその先への希望を暗示するような様子に、リゾットは無言で彼女の身体を押し倒す。
実際、その点に於いてはあながち間違いというワケではなかったが、
それでも自ら欲したと見做されたことは心外だったようで、彼女は流石に「違う」と否定の意を示した。
「え、ちょ……リゾット…?!」
「何を驚いている…?」
「お、驚きます、よ……だって、だって……そういうことはしないって…言ってた…から…!//」
「・・・。」
ふいっと横に顔を逸らしたyou。
彼女の言葉で、限界だったのは性欲ではなく体力だったのだと気付いたリゾット。
だが、正直に考えてこの状況はたただ「ここまできて」というほかない…。
それに、多少自分の方がより彼女の身体を欲しているとはいえ、
眼下に映る様子をみるところ、恐らくは同様の劣情を抱いているはずなのだ。
故に、リゾットは正直に問いかける…。
「オレに抱かれるのは……嫌か?」
「そんな…そんな聞き方…ずるい…//」
「youが嫌がることはしない、言っただろう…だから、拒否してくれても構わない。」
「そんな事言われても…。」
怯えているのか、困っているのか…何にせよ、彼女がこういった行為に対してあまり免疫が無いのだということは理解できた。
嬉しい事実ではあるが、ただ、この生殺し状態が続くというのも辛いものがあるわけで、リゾットとしては早急に答えがほしい状況ではある。
如何せん、どうしよう、どうしようと脳内で葛藤しているのがすぐ見て取れる困り顔に、キスの余韻で赤く染まった頬…。
がっしりした自分の太腿の間に挟まれた柔らかそうな肢体、それら全てが視覚で理性を壊しに掛かってくるのだ。
辛抱堪らなくなったリゾットは、とうとう彼女の身体に指を這わせた。
「っわ…!?//」
「嫌かどうか…youの心が答えを出せないなら、身体に尋ねるしかないようだが…?」
「…リゾット…!」
自分の貸し出したトレーニング用のジャケットは勿論彼女には大きいのだが、それでもスカート程も丈は無い。
すぐに這わせていたリゾットの手は内股からショーツへと到達して、其処の状況を把握してしまう。
「っ!!//」
「……youの身体は享受してくれると言っているようだが…さてどうしたものか。」
「リゾット……わ、わ……わたし…。」
「ん?」
「……ごめんなさい、わたし……こわい。」
「…。」
悩みぬいて出した彼女の答えは「NO」…。
リゾットにまるで鈍器で殴るようなスタンドから攻撃された衝撃が走った。
確かに…改めて考えると、こんな大男に詰め寄られるのは確かに怖いのかもしれない…。
それどころか、何故それに気付かなかったのだ、などという自己嫌悪すら湧き上がる。
もう彼女の上から退くべきかと思った刹那、消え入りそうな声がリゾットの耳に届いた。
「絶望されたらと思うと怖くて…むり…。」
「ぜ、絶望…??」
「イタリアに来て美味しいものばっかりで体重も増えちゃったし、その割に一向に胸には肉が付かないし……リゾットに見られると思うともう発狂しそう…自身無い……それにわたし動き方分からないからマグロだよ、鮪どころかきっとヒトデとか貝類だよぉぉ…!!」
「ちょ、ちょっと待て、整理するから!!」
取り留めなく自身への問題を吐き出し、はらはらと泣き出したyou
内容を噛み砕くと、それはリゾットを拒絶するというワケでなく、自分に自信がないというもの。
呆れるところは大きいが、自分の問題で彼女が断ったわけではないと知って安堵する…。
「…泣かないでくれ、you……絶望も失望もしないし、そういう理由なら、何も怖い事は無い…。」
「っふ…。」
「好きになったキミの身体を愛したいんだ。」
「うぅー……リゾットぉ…。」
「勿論、身体だけじゃあなくて全てだが……だからそれは、キミも同じじゃないのか?」
「……っぅん……同じ。」
「良かった。」
「あとマグロ…。」
「マグロでもナマコでも貝でもいい。」
「ナマコは言ってない…。」
「そうだったか?兎に角、それは全然問題じゃあない…。」
「?」
「要はオレがyouを気持ち良くさせればいいんだろう?」
「・・・まっ!!//」
「何だ、まだ待たなければいけない理由があるのか?」
「も……もう無いです…。」
「ベネ。」
額に軽く口付けて、リゾットはyouに微笑む。
その行為を皮切りに、2人はお互い求め合い、シーツの海に身を投げ出すのだった。
Segreto
それは2人だけの秘め事
words from:yu-a
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