■Lei e un fiore. (本編 / 暗殺チーム)
name setting
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの…更衣室みたいなところお借りできたりしますか?」
事務所でリゾットに挨拶をした後、彼女はそう尋ねた。
Lei e un fiore.
05:Lavoro!(お仕事!)
「更衣室は無いが……この事務所はアパートの一室だから、風呂もトイレもキッチンもある。どこでも好きに使うといい。ああ、冷蔵庫に自分のものを入れる時は名前を書いておいた方が良いかもしれん。(書いてあっても食べるヤツらがほとんどだが…)」
「分かりました!じゃぁすみません、ちょっとバスルームお借りしますね。」
「ああ……?」
何か荷物があるのであれば、ロッカーは無いのかと尋ねるはずなのだが、
彼女は何故か更衣室の有無を尋ね、借りた場所はお風呂場である。
その場所に入っていたyouを見届けた後、彼女と一緒に出勤してきたメローネとリゾットは顔を見合わせて「?」と、頭に疑問符を浮かべた。
数分後、風呂場から出てきたyouの姿に唖然とする2人…。
というのも、彼女の今のいでたちは凡(おおよ)そイタリアでは、
空港以外にお目見えすることが「無い」と言い切ってしまってもいいような姿…。
とどのつまり、日本の企業ではお馴染みの「事務服」…である。
「you……何その恰好…。」
「え?!えっと……事務服ですが…何か問題でも?!」
指を差されてメローネにその姿を指摘され、youもまた同様に戸惑いながら返答した。
「シャツとベストに膝上のタイトスカート…しかも薄くて黒いストッキングが事務服?!Mamma mia!!!日本の制服がエロ過ぎて辛い…!!」
「メローネの思考回路の問題だと思いますけど!!!//」
「信じられない…それガチで一般的なの…?」
「うん…本当に一般的だと思う…これは前の会社の制服。ちょうど退職時期に制服が変わったから返却不要って言われたんだけど、捨てるタイミング失っちゃって、ちょうどこっちで使えるかなって思って持ってきたの。」
「ベネ……ディ・モールト ベネ…!!//」
「そうかなぁ……これ、普通ですよね、リゾット…?」
メローネのリアクションはあまりにオーバー過ぎるのでは?と、リゾットを振り返るyouだったが、
上司となる彼もまじまじとyouの事務服姿を見つめ、至って真面目な表情でメローネに賛同する…。
「いや……正直驚く。イタリアではなかなかそういった仕事着は見掛けない。基本男女共に私服かスーツだ。」
「…流石オシャレの国。」
「地味に思えるが……新鮮というか……正直、メローネの気持ちも分からなくもない…。」
「えぇぇ?!」
驚嘆するyouを他所に、メローネは「だよねー!」とリゾットに呼び掛け、互いにピシガシグッグッ!と謎の組み手を交わす…。
・
・
・
「気を取り直して……お仕事をします!リゾット、まずは何をしましょうか!」
「えっ……そうだな……………じゃぁ、ひとまずキミのデスクの準備……ホルマジオが来るまで、好きに寛いでくれ。」
「リゾット……それは仕事じゃないです…。」
「・・・。」
「じゃぁ、まずリゾットがお休みの日にわたしがしなくちゃいけない事を教えてください。報告書のまとめとか、経費のリストとか色々あるんじゃないですか?」
「・・・ある。」
「パソコンは届いてますか?財団から情報交換のためのネット接続用と非接続の社外秘資料作成用で2台届くはずなんですが。」
「いや、届いていない。着いたら君に渡そう。」
「お願いしますね!じゃぁ、それまでは…。」
youがやる気満々で仕事の話をしていると、玄関が開く音がして、リビングにホルマジオとギアッチョが入ってきた。
「はよッスー……おぉ、そうか、今日から女がいる職場になるんだったな!ボンジョルノ、you!」
「ホルマジオさん!ギアッチョさんも、おはようございます!」
「つか、お前……何その恰好……脚エッロ。」
「ホルマジオさんまで…。」
メローネ、リゾットに引き続き、ホルマジオも登場早々何の気なしにサクッとセクハラ発言をかます。
次いで、ギアッチョも何かを言いかけたのだが、それはリゾットによって阻まれてしまった。
「ちょうど良かった、ギアッチョ…youに事務所を軽く案内ついでに不足品を確認して、彼女と一緒に物品の購入に行ってくれないか?」
「あ"?何でオレが?!」
「これから彼女が使うスペースを作らなければならない。ホルマジオにはそれを"手伝ってもらう"から、その間に頼む。」
「・・・分かったよ。」
随分と不服そうな反応をしたギアッチョだったが、リゾットの言葉に何か思うところがあったらしく、
横で恐る恐るやり取りを見ていたyouが思うより、すんなりと命令を受け入れていた。
そして、より一層不服そうな男がここにもう一人…。
「何で、どうして、納得いかないんだけど!youのエスコートは絶対ギアッチョより絶対オレの方が適任でしょ、リーダー!!」
「・・・。」
「ギアッチョ絶対キレるし、そしたらyou絶対泣いちゃうし!それでもいいの?!仕事辞めるって泣いて帰ってくるよ?!ねぇ!」
「駄目だ、メローネ…。」
「何で!!」
「お前に任せると帰宅が夕刻になるだろう?」
「夜かも。」
「・・・頼んだぞ、ギアッチョ。」
メローネの目を見ながら、ギアッチョに正式に依頼するリゾット…。
勿論、その場にいた誰もが「これは仕方ない」と、ため息を吐き、youは少し申し訳なさそうに苦笑するのであった…。
Lavoro!
お仕事!
words from:yu-a
*。゜.*。゜.*。゜.*