■Fiori e Vino. (リゾット)
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「(どうしよう、わたし……おかしくなったのかな…。)」
それは、悲しくもあり、楽しくもあり、また辛いとも思った。
Fiori e Vino.
どうか赦してと恋願う
それは2人が出会って3か月程が経過した頃…。
というよりは、youがリゾットと身体を重ねる夢を見てから1ツキと少し経過した頃だった。
その日以降、週に1回か2回程の頻度でリゾットと食事や外出をしていたyou。
回数的にはそれまでと殆ど変化は無いのだが、それ以降変わったことがあった。
「どうしてだろう、もうやだ、本当に困る……こんなの…。」
起床し、ポロポロと涙を零すyou。
もう何度目だろうか、リゾットと出掛けた日の夜は、かなりの頻度で普段の自分らしからぬ色欲に偏った夢を見てしまっている。
しっかり身体を重ねる夢を見たり、相手の顔は分からなかったり…。
特に何も夢を見ずにぐっすり眠れる日もあるが、それは回数的にはとても少ない。
だからと言って、リゾットと出掛けたくないということにはならないし、寧ろ会う度にリゾットに対して徐々に惹かれていく自分がいることにも気付いた。
ただそれが、その夢の所為で特別な感情を抱き始めているとも思ってしまうし、
何より「素敵だ」という感情で見ていたリゾットの低く穏やかな声や大きな手や広い背を性的に見てしまうことが彼に対して申し訳なく、とても悲しかった。
だがしかし、そんなことをリゾット本人に伝えられるはずもなく…。
今回も同様に、リゾットとの夢を見て目覚め、心の底から申し訳ない……と、膝を抱えて涙を流した。
だが、その真相は彼女が自責の念を感じるという事が全く筋違いというもの…。
事の真相は、全てリゾット・ネエロその人が仕組んだもの…。
リゾットはyouと出掛けた日の終わりには毎度、己が能力を用いて家屋に忍び込み、睡眠導入剤を飲ませ、寝入った彼女の肢体に悪悪戯(あくあくぎ)を行っていた。
ただ、そこは「途中で目覚めないようにする」ことと「朝起きた時の恐怖と自己嫌悪を誘発する」ことを目的に行っている行為で、決して悪行が露呈してはいけないという制限があるため、彼の能力よろしく鉄の精神で彼女に自身の手以外で触れることはしないでいる。
彼が忍耐を体現したような人物だということが窺い知れるが、やっていることは所謂睡姦……立派な犯罪である。
厄介なことに、頭の切れる彼は大変計画的にその行為を行っており、彼女に薬剤を常用させているワケではないため、効き目が薄れることは無い。
また、寝入ってからの睡眠リズムを計って、起きない時間帯を見計らい事に及ぶため、最終的にぐっすり朝まで眠る事もちゃんと調整しており、抜かりはない。
あまつさえ、去り際に彼女の身体を綺麗に清め、きちんと元通りにしていくため、起床した際に身体の不快感もなく、ただ淫夢だけが残照のように脳内に残って、目論み通り彼女に恐怖と自責の念を抱かせているのだった。
故に、彼女が自責の念を感じるという事が全く筋違いというのはつまりそういうこと…なのだが、彼女はそんなことを知る由も無く…。
ただただ、自分の精神を追い詰めている張本人への恋心を募らせ、申し訳ないと自己嫌悪する日々を重ねていくのだった…。
どうか赦してと恋願う
words from:yu-a
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