■Fiori e Vino. (リゾット)
name setting
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「you。」
ぽつり、スタンドライトの暖色に照らされた穏やかな寝顔の主の名を呼んだ。
Fiori e Vino.
夜は深く、欲は深く。
日本では草木も眠る丑三つ時…という時間…。
睡眠導入剤の効果もあってぐっすり寝入ったyouのベッドサイドにリゾットは立ち、能力を解除してその姿を現した。
眼下に映る彼女の寝顔はとても穏やかで、とても怖い映画に怯えていたとは思えない程。
うなされるのではないかと心配していたが、それが稀有だったようで一安心するものの、これから自分が行おうとしてることに対して、うなされるのだろうと思うと、少しばかり…いや、大いに心が痛んだ。
だがしかし、ここまで来たからには自分の考えたように行動をさせてもらう、と……リゾットは再び彼女へ呼び掛けた。
「you。」
今度は最初より、少し大きめの声で…。
が、しかし……リゾットの予想通り、彼女からは返事も無ければ、無意識下の唸り声も出ない。
彼は安心したように小さく安堵の息を吐き、スッとその場へしゃがみ込み、そっと掛布団を捲ったが、暑くも寒くも無い時期も幸いして寝入った彼女が反応をすることは全く無かった。
更にリゾットの行動はアグレッシブなものへと移行し、横向きの彼女を自慢の腕力で軽々と仰向けの体勢へと変え、寝巻きのボタンを上から順に外していく。
それが終わると、ゆったりとしたパンツの方へも手を掛けて、膝のあたりまでゆっくりと下していった。
徐々に露わになる肌はベッドサイドのスタンドライトだけの明かりでもくっきりとリゾット目に映っており、その色合いは映画のベッドシーンを彷彿とさせ、コクリとリゾットの喉を鳴らさせる…。
全てのボタンを開け、上着を開帳すると、東洋人……というよりは彼女らしい慎ましやかな胸部…。
手を伸ばして包むように添えてみたが、彼女の眼が開くことはなかった。
メローネに貰った薬剤は合法な物だが、流石に一番効き目の強いものだけあって、ちょっとやそっとの事では深淵にある意識を引き戻すことはできないようだ。
それであれば安心だとばかりに、リゾットは彼女の胸に添えた手をやわやわと動かす……
だけではなく、緩急を付けて揉んだり、頂の周りをなぞり、時折そっと頂点を苛めるように摘む。
右と、左と……暫くそういうことを繰り返しているうちに、ずっと無反応だったyouから小さく甘い吐息が漏れるようになってきた。
「ん……ぅ…‥。」
「(you……。)」
「ぁ……。」
「(起きる気配は無いな…。)」
眉を寄せて快楽に耐える表情を眺め、リゾットは自分の切ない欲が下腹部に溜まっていくのを実感していた。
実のところ、彼女の肌に触れた時点でもう既に其処は主張を開始しており、
現時点でパンパンに膨れ上がっているのだが、それを彼女の身体で開放することも、自身で慰めることもしてはいけない、と……リゾットは苦しそうな表情でぐっと堪える。
抑制に於いては鋼鉄の精神と称してもいいのかもしれないが、それ以前に彼女にこうやって手は出しているため、何とも判断はし難いことろである…。
「ぁ……ん…ぅ…。」
「(もう、そろそろ……いいか…。)」
「ふぁ…。」
「……すまない、you…。」
そう小さく謝って、リゾットはyouのショーツへと手を伸ばした。
→夢は夢だった?
・
・
・
・
翌朝…。
睡眠薬の効果で、一晩中ぐっすりと深い眠りに落ちていたyou。
寝ている間にリゾットからの悪悪戯を受けたとは露程も知らず、目を覚ます…。
「凄い夢見た……。」
寝起き一発のyouの発言はこうだった。
昨晩は風呂に入った後、着替えて、歯を磨いて、お茶を飲みながらスケジュールを確認したりしているうちに眠気がやってきたので、そのまま床に就いた…。
…までは良かったのだが、その後の夢の中でハッキリは覚えていないものの、いつもは見ないような卑猥な夢……しかも良い関係性を保っている、隣人との夢をガッツリ見た…というより、見せられた感覚だったyou。
朝までぐっすり眠れているし、全然体調も問題はないのだが…。
昨晩は怖い夢を見ないかと怯えていたが、起きて目覚めてみれば、この有様…。
これはこれで十分怖い夢である。
「……リゾットとはそういうんじゃないのに……。」
夢の中で身体を重ねた相手の名を呟き、モソリと身体を起こす。
そういった夢を見たのに、特に汗を掻いたワケでもなく、男性のそれのように夢精したような下部への違和感も全くない。頗る清潔な状態である。
故にyouは、寝起きスッキリではあるが、隣人であり友人でもあるリゾットに対して申し訳ない気持ちを抱きつつ、朝の準備をし始めた。
「んん、もしかしたらそういう夢見たというのも……夢?よく分からなくなってきた。」
確かにリゾットという存在は自分にとって大事な存在で、その容姿や性格に於いてとても魅力的な男性だと思っている。
会う度にその白銀の髪や不思議な瞳を綺麗だと思うし、低く穏やかな声や大きな手や広い背に心拍数が上昇することも多々ある。
「けど、何より好きなのはリゾットの気遣いなんだよね……。」
それは、今のように仲良くなってからのことも勿論だが、初めて会った時に怪訝な顔をしながらも菓子折りを受け取ってくれたり、身を案じて用心するよう注意してくれた時点で感じていたことだった。
もう、この時点で「リゾット・ネエロ」という存在の外見にも内面にもハッキリとした好意を抱いているのだが、自分の現在の立場と生きる方法を考えることに精一杯のyouには、まだまだ恋愛へ注意を注ぐ余裕が無いらしい…。
「リゾットに失礼だし……夢は夢だったってことで、気を取り直して仕事に行きますか!」
そう大きく頷き、身支度を整えたyouは玄関のドアを開けるのだった。
夜は深く、欲は深く。
words from:yu-a
*。゜.*。゜.*。゜.*