run! rabbit run! (承太郎)
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紹介することも吝かではない
と、友人は言った。
その症状はお医者様には治せません。
「承太郎は知らなかったかもしれないけど、実は僕は意外とyouと仲が良かったりする。」
「何っ?!あいつ、スタンド使いだったのか!?」
「何でスタンド使いであることが前提なんだい…。」
「いや、お前スタンド使いじゃなかったら仲良くなれないとか何とか…。」
「心から分かりあうことはできないだろうってコトだよ…僕にもそろそろ学友くらい作らせてよ…。」
「・・・そうだな。」
花京院の言葉に、確かにご尤も…というように納得する承太郎。
その理解を受け、眼前のスタンド使いの友人は自分と彼女の知り合ったきっかけを話し出した。
だが、それは別段驚くものでもなく、花京院も同じ授業を受けたことで知り合ったという単純なものだった。
「で、たまたま隣の席になった時、youが僕の持ってたゲーム機に食いついてね。」
「名字もオタクなのか?」
「オタクって君失礼だな…まぁ、違うとも言い切れないけど…。」
「スマン。」
「自分も同じゲーム持ってるから、今度一緒にオンラインで遊ぼうってことになってさ。」
「花京院!お前名字と家で遊んだのか?」
「ううん、だからオンラインだって。」
「・・・。」
「承太郎、これ(Wi-Fi)なんて読むか分かる?」
「ウィーフィー。」
「うん、君が電子機器と環境に弱いことは分かった。えっとね、インターネットを通じて遊べるゲームを持ってたから、家には行かずに名字とは遊べたんだ。」
「そうなのか。」
「そんな感じで、ゲームで仲良くなったって感じかな。」
承太郎の母、ホリィに出されたコーヒーを飲みながら花京院は説明を終えた。
で、本題だけど…と、彼は承太郎に名字youを紹介することを約束する。
「今度、またゲームネタで誘ってみるから、その時に承太郎を紹介するね。」
「・・・あ、ああ…。」
「承太郎……もしかして緊張してるの?」
「いや……緊張というか…。」
「?」
「また逃げられないかと。」
「逃げないと思うよ、ちゃんと話せばyouも承太郎が悪い奴ではないって分かってくれるはず。」
「悪い奴と……思われているのか…。」
「あ、いや、そうは思ってないと思うけど……怖がられてるって意味ね。」
「・・・む。」
自分としては普通の態度なのだが、確かによくよく自分の素行を高校時代から遡って考えてみると、人から怖がられるようになったのは事実。
それは同様に彼女に対しても同じ事が言えることは、認めたくなかったが、認めざるを得なかった。
寧ろ、今現在この花京院典明という品行方正な友人がいること自体、ある意味で奇跡に近いだろう。
それくらい、自分は他人に恐れられている。其の自覚が承太郎にはあった。
「いいかい承太郎、これがもし本当に恋なら、それは医者にも治す事はできない。」
「ああ。」
「まずは恋かどうかを確かめて…。」
「ああ。」
「you……名字さんが好きだと確信したら…。」
「確信したら・・・。」
「まずは親密度を上げていくんだ!」
「親密度・・・!」
「デートしてデートしてデートして親密度を上げて上げて上げまくってそして…ッツ!!」
「そして…?!」
すっと、目を閉じて一呼吸置いた後、花京院はカッと目を見開いた。
「告 白 だ !」
「告白・・・だ、と…!?」
ざわ・・・ざわ・・・と、某漫画の効果音のように承太郎の胸が騒ぐ。
未だこのざわめきだったり、興味だったりが全て「恋」に当てはまるものなのかは分からなかったが、
気味の悪いモヤモヤを抱えたままの最近が嫌になってきたこともあり、承太郎は自分の思考回路を無理矢理結論に接続した。
「分かったぜ花京院!」
「そうと決まれば早速youと正式に友達にならないとね!承太郎、頑張って!」
「ああ!」
ブン!と勢い良く縦に首を振った承太郎だったが、
よもや今の重要なアドバイスを彼は半分しか心に留めていないなど、この時の花京院は知る由もなかった…。
いやな予感しかしない。
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
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